何を目的とした練習なのかによって、やり方が変ります。
目的は2つ考えられます。
1.パワー不足なので筋トレとして行なう。
ペットボトルに水を入れる量で負荷を調整できますが、垂直方向にしか負荷がかかりません。
サーブで最も筋力を使う、つまり最も負荷のかかるポイントはミートする瞬間で、負荷の方向は垂直方向ではなく水平方向です。
それならばチューブのほうが適しています。
何より、筋トレならばどの筋肉を鍛えるのかを意識して正しいフォームで行なわないと故障の原因となります。
そこが不明ですね。
そして、タオルを振っても筋トレにはなりません。
2.フォームが固まっていないので、フォームの矯正のために行なう。
よく野球のピッチャーがタオルを持ってシャドーピッチングをします。
タオルを持つのは、負荷をかけないで腕を全力で振ると方や肘などの関節を痛める可能性があるからです。
フローターサーブくらいのスイングスピードだとその心配も少ないですが。
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そして、ペットボトルでは空気抵抗がほとんどないのでその役割を果たしません。
結論としては何を目的としてその練習を指示したのかが不明です。
筋トレは全身をバランスよく鍛えるべきなので、上記の方法は適しません。
フォームの矯正のためであればタオルを使いましょう。
ただし、正しいフォームを意識し、自分のフォームのチェックポイントを理解したうえで行なわないと無意味です。
サーブはもちろん最低限の筋力は必要ですが、正しいフォームで正しくミートすることが全てだと思います。
筋力は毎日の練習で自然についていきます。
ボールを当ててもいい壁が身近にあれば、壁に向かってサーブを打つ練習がベストです。
ただし、距離は近くてもいいので(3mでOK)、ピンポイントで狙うこと。
狙うポイントの高さはネットの白帯の10センチ上くらい。
正確にポイントに当たるようになったら徐々に距離を伸ばします。
壁がないならば、abcdef1234defさんの仰るようにトスだけ練習するのもいいです。
ただし、トスを上げる左手だけの動きを練習するのではなく、打たないだけで、右手も体全体もサーブの動きをすること。
ミートの直前で腕を止めるようなイメージです。
最後に私見ですが、私は中1の選手が自主練習をするならばトレーニングが最もいいと思います。
ランニングでも筋トレでもいいので体を鍛える。
個々に違いますが一般的に中1の選手に最も足りないのはそこです。
そして、技術が大きく伸びるのは体が出来てからです。
バレーボールは技術よりも高さやパワーを身につけたほうが実戦で効果が高い場合がよくあります。
技術的な自主練習は自分でチェックポイントがわかって、自己修正できるくらいバレーボールの知識がついてからでないと効率が悪いです。
もしやるなら、普段から練習でやっている内容で個人でも出来る内容にすべきです。
いずれにしても、自分には何が足りなくて、そのためにどんな自主練習が必要なのかを自分で判断してチェックできるようになるまでは、トレーニングに勝る自主練習はないです。