2020年に導入されるハイブリッドシステム搭載の新規則「ラリー1」のマシン開発の様子を公開。GRヤリスをベースにハイブリッド化したマシンの走りを動画で確認することができるぞ
WRCラリー1マシンの開発の様子を公開
2021年シーズンのWRC(世界ラリー選手権)で絶好調の走りと成績を出しているToyotaGazooRacingチーム。
めちゃくちゃ速いラリーカーを作り上げたトヨタ。
2020年以降にWRCのレギュレーションや競技車両の方向性が大きく変わろうとしている
● 2022年のレギュレーションで
ハイブリッドの導入初年度となる
ハイブリッドのシステムは、ドイツの「コンパクト・ダイナミクス社」1社
最高峰クラスのラリー1にこのハイブリッドの導入が決まっている
WECなどで多くのハイブリッドノウハウをもつTOYOTAだったが、今回の決定でドイツの「コンパクト・ダイナミクス社」一社の単独サプライヤー制になってしまう。
一部では、WRCから日本車が締め出されるという声もあるようだ。
ただし、ハイブリッドシステムと組み合わされるエンジンは、1.6リッター直列4気筒ターボエンジンの規定が流用されるようだ
※まだ詳細は決まってはおらず、もしかするとよりパワーが劣るラリー2の規定エンジンを採用する可能性もある
今回公開された動画では、ハイブリッドシステムを搭載したヤリスWRCがダートコースを駆け抜けるテスト走行シーンが見てとれる
TOYOTAのテクニカルディレクターであるトム・ファウラー氏によると、まだ現時点ではほとんどが設計フェーズ。
マシンをゼロから製造する工程とテストを繰り返すためにミュールカーを走らせているとのこと
夏に間に合うように完全なパッケージに仕上げたマシンで走行させるべく開発を進めているとのこと