トヨタ自動車が新型ランドクルーザー2024を発表。海外でも人気の高いランドクルーザー2024の圧倒的な走行性能を動画で見ることができる。

ランドクルーザー2024
2024年、トヨタ・ランドクルーザーが米国に戻ってくることで、この頑丈なSUVはダウンマーケットにシフトし、より多彩なモデルラインアップが登場する。
先代のランドクルーザーは9万ドル近くからスタートし、実質的にフル装備のトリムが1種類だったのに対し、新型ランドクルーザーは5万ドル台半ばからスタートし、3種類のモデルが用意される。
ランドクルーザー 1958は、装備を削ぎ落としたベーストリムで、標準モデルと限定生産のファーストエディションの下に位置する。
トヨタは各モデルを視覚的に区別できるようにした。1958は丸型LEDヘッドライト、LEDフォグランプを装備し、245/70オールシーズンタイヤを履いた18インチホイールを履く。
上級モデルのランドクルーザーは、長方形のLEDヘッドライトと、白色とアンバー色の光を切り替えられるリジッドLEDフォグランプを装備し、異なる顔を持つ。18インチホイールにも265/70オールシーズン・ラバーが装着されるが、このトリムでは20インチホイールにも265/60タイヤが装着される。
ファーストエディションは丸型ヘッドライトに戻し、ルーフラック、ロックレール、フロントスキッドプレートを追加。ホイール後方にはマッドフラップ、リアドアガード、テールゲートライトも装備される。
ペイントカラーは、メテオシャワーと呼ばれる新色を含む7色が用意される。トレイル・ダストとヘリテージ・ブルーは、ルーフをグレイスケープで塗装したツートンカラー。
キャビンも明らかに異なる。1958年モデルには手動調整可能な布製シートが装備されている。シートヒーターとステアリングホイールが装備される。8.0インチのタッチスクリーン・インフォテインメント・システムが標準装備されている。
今回は、トヨタが世界初公開した新型「ランドクルーザー2024」について、走行インプレッションや特徴などを詳しくご紹介します。
## ランドクルーザー2024とは
ランドクルーザー2024は、トヨタが展開する本格オフローダーの中核モデルで、従来の「ランドクルーザープラド」の後継車にあたります。
ランドクルーザーの歴史は1951年に始まり、これまでに約170の国と地域で累計1130万台が販売されています。
ランドクルーザーは、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として進化を続けてきましたが、新型では「質実剛健を追求し、ユーザーの生活と実用を支えるという原点に回帰した」とトヨタは説明しています。
## 走行インプレッション
私は、新型「ランドクルーザー2024」の2.8リットルディーゼルターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたもの(最高出力204ps/最大トルク500Nm)を試乗しました。
このパワートレインはオーストラリアや西欧向けに設定されていますが、日本でも今後導入される可能性があります。
試乗コースは、都心から山中湖までの往復約300kmで、高速道路や一般道、そしてタイトなワインディングやオフロードコースも含まれていました。その中で感じたことを以下にまとめます。
- ディーゼルエンジンは低速から高速まで力強く吹け上がります。トルクが豊富なので加速感は素晴らしいです。また、マイルドハイブリッドシステムのおかげで市街地や渋滞時の燃費も向上しています。
- トランスミッションはダイレクトシフト8ATで、シフトチェンジはスムーズで適切です。パドルシフトも備えているので、自分の好みに合わせてギアチェンジができます。
- ステアリングは電動パワーステアリング(EPS)で、悪路走行時のハンドル取られを低減し、すっきりとしたステアリングフィールを提供します。低速時の取り回し性も良好です。
- サスペンションはSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を採用し、スイッチ操作でフロントスタビライザーの状態を切り替えることができます。オフロードではスタビライザーを切断してタイヤの浮きを防ぎ、悪路走破性と乗り心地を向上させます。オンロードではスタビライザーを接続して操縦安定性を高めます。
- ドライブモードはエコ/コンフォート/ノーマル/スポーツ/スポーツ+の5つから選べます。エコモードでは燃費重視の走りになりますが、パワー不足を感じることはありません。コンフォートモードでは乗り心地が柔らかくなりますが、バウンシングが強くなります。ノーマルモードではバランスの良い走りになります。スポーツモードではエンジンやトランスミッションのレスポンスが向上し、よりダイナミックな走りになります。スポーツ+モードではさらにサスペンションの減衰力が強くなり、操縦安定性が高まります。
- ブレーキは大径のローターとキャリパーを採用し、制動力は十分です。ペダルのタッチも良好です。
- マルチテレインモニター/マルチテレインセレクト機能はオフロード走行を支援する機能で、カメラやセンサーで周囲の状況を把握し、最適な走行モードやブレーキ制御を行ってくれます。オフロードコースではこの機能のおかげで安心して走ることができました。
- インテリアは機能性と快適性を両立したデザインで、水平基調のインストルメントパネルや大型のタッチスクリーン、操作しやすいスイッチ類などが印象的です。シートは革張りで座り心地も良好です。また、前方視界は低く設計されたカウルとインストルメントパネル上面によって良好です。
## 特徴
ランドクルーザー2024の特徴は、オフローダーとしての基本性能の向上やランクルにふさわしい力強い走り、環境性能を実現する多彩なパワートレインの設定、機能性を追求したパッケージ、伝統とモダンを統合させた内外装デザイン、そしてクラストップレベルの先進安全性能などが挙げられます。
オフロード走行においては、電動パワーステアリング(EPS)やスイッチ操作でフロントスタビライザーの状態を切り替えできるSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)などの新技術を採用し、悪路走破性と乗り心地を向上させています。
また、マルチテレインモニター/マルチテレインセレクトと呼ばれるオフロード走行支援機能も拡充されています。
これらの機能は、カメラやセンサーで周囲の状況を把握し、最適な走行モードやブレーキ制御を行ってくれます。
オンロード走行においては、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に採用し、対応する事故形態を一層拡大しました。例えば、歩行者や自転車に対する衝突回避支援機能は夜間でも作動するようになりました。
また、車線逸脱を抑止するレーントレーシングアシストや後方から接近する車両に対する警告機能なども
YouTubeチャンネル「 4Drive Time 」の動画です