なんか、中途半端に情報だけ集めてイメージだけ突っ走って、振り回されてる感があるんですが。
物を買うのが好きなんですね。
私のアドバイスは「説教」に見えますか? お金が充分にあって物欲で突き動かされてるなら、欲しい物を買ったら良いのでは? 小賀坂のユニティ2、うちのアトミックの何の変哲もない中級板(定価6万円を型落ち25,800円で買った)よりも安定性ない。
軽い。
試乗して唖然としました。
しっとり感だけは上質ですけど。
そりゃそうです。
165cmで片側2.4kgしかないんですから。
他社の一番下の初心者板並みの軽さ。
(ウチの中級モデルは片側3.2kg) 体重62kgなら小賀坂でもそんなにヘタらないのかな? MTXはセンター幅がやたら細い整地スペシャル。
切り替えの素早さ番長。
カービングスキー登場した初期、今からちょうど20年前。
センター幅は62mmが標準でした。
2000年頃は67mmくらいが標準となり、2005年くらいから悪雪対応のためにドンと幅広くなって70mm台前半が主流になりました。
スキー場も圧雪手抜きが増えたし。
保守系頑固一徹だったユニティでさえ、世界の潮流に乗ってセンター70mm台に衣替えしました。
そんな中で、MTXは貴重なセンター66mmの中級モデルです。
スーパーシェイプ・スピードからメタルを抜いたような板。
ストロング・インスティクトはその真逆で、センター幅83mm。
大雪が降ると圧雪が間に合わなくなる日本海側住民が、ゲレ脇のパウダーにバホバホ突っ込むような板です。
太平洋側の住民でも春のザブ雪では有利ですけど。
そのかわり、センター幅が細い板に比べると切り替えが鈍くなります。
現行モデルで整地向けはセンター74mmのサプリーム・インスティクト。
その中間で日本海側住民にとっての中庸タイプ78mmがロウ・インスティクトです。
用途が全く違う板を脈絡なくセレクトしてるのは何故? お金があり余ってるならば、MTXとストロング・インスティクトを両方買って、行くスキー場とか状況で使い分けたら面白いです。
自分はそうしてます。
というか、25,800円の中級板を買ったのは、子供はうまくコントロールできずにリフト乗り場とかでガチャガチャ踏んでくれるので、お気に入りの板が傷だらけになるのが勿体ないからです。
気合い入れたストックなんか買っても子供にアタックされるので古いストックを持って行くのと同じです。
ところが、乗ってみたらコスパ抜群で必要充分な安定性があるし(そりゃそうだ。
中級板としては異様な重さ。
他社の上級板並)、コブも楽なので「ガンガンイケる板」として使ってるわけです。
あと、子供の前を滑って「手本」になってください。
子供を先に滑らすとプルークファーレンで暴走するだけです。
ところがお父さんが前を滑って、「アンパーンチ!」とかしてると子供も真似をして、ターンでしっかりコントロールできるようになります。
親の背を見て真似ます。
(だから暫くストックなんかいらない。
年がら年中ビデオ撮ってるわけではない) 後ろを追ってビデオ撮りたいのならば、お母さんが一番前を滑ってしっかりターンし、それをトレースるように教えると良いでしょう。
あと、しっかりカービングすればMIDスキーでもそこそこ飛ばすことはできます。
重心が肝心です。