元大毎の中野健一選手を知ってますか? 1956年 同選手は五尺七寸、十八貫、右投右打、法政大当時からその華麗な守備を誇り、三十年東京徳大学秋季リーグ戦では三割八分三厘で首位打者、三十一年四月日石に入社して夏の都市対抗野球の日石優勝に貢献し、九月にミルウォーキーに遠征、世界野球でもはなばなしい活躍をした。
経験も豊富で打守走三拍子そろった同選手の加入によって毎日オリオンズの内野陣は面目を一新するものとして期待される。
なお同選手は十九日から八王子での強化練習に参加する。
黒崎代表の話 毎日のここ数年来のガンといわれていた内野陣のもろさにシンを入れる意味で中野君の加入は非常に喜ばしい。
毎日が今年九十五本のホームランを生かし得なかったのも内野陣の弱体であったのだから、中野君が内野陣の中心となって活躍してもらえば来年からは本塁打も生きてくる。
中野君はその人柄においてもオリオンズの選手にふさわしく、私はこの点にほれこんでいる。
中野君は将来ある意味でのオリオンズのシンボルになるにちがいない。
中野選手の話 昨年リーグ戦終了後二、三のプロ球団から話はあったが、プレーに自信がなく、野球で飯を食うのをあきらめて日石に入った。
しかし日石で夏の優勝と海外遠征でいくらか自信も持てるようになったのでプロに入ることにしたのだ。
こんどもいろいろと話はあったが母が入院しているので在京球団ということを第一に考え、いくらかでも親孝行をしたいと思ったし、毎日オリオンズの黒崎代表、別当監督の人柄にふれチームカラーも若々しく思いきりやれそうなので毎日に入る決心をした。
ミルウォーキー に関する質問