確かに,メキシコ向けにサンタナ用の水冷エンジンを載せたT2bのブラジル製のタイプ2は存在しますし,メキシコではメジャーな日産製エンジンに換装したケースもあるようですが,それはあくまでも新車のエンジンがおシャカになって,その代わりに町工場で中古の日産製エンジンに積み替えたというパターンが多いようで,工場ラインで生産されたタイプ2に最初から新品の日産エンジンが載っているわけではありません。
おそらく搭載されている日産製エンジンは,日産ツル用(日本の7代目サニーの現地生産モデル)かと思われますが,当然タイプ2にすんなり収まるわけもなく,トランスミッションの結合やエンジンマウントなどにそれなりに加工が必要になってきますし,また町工場の仕事でメーカー生産ではないのでその信頼性にも疑問符が付くと思います。
メキシコですと,町工場レベルでもそのノウハウや部品もあるのでしょうが,日本ではなかなか難しいでしょうし,もし日本で可能だとしても,わざわざメキシコから部品やエンジンを取り寄せたり,水冷用の取り回しに車両を改造したりと,加工するだけでもかなり大変ですし,その信頼性も定かでは無いですから,よほどの覚悟が無いとお薦めできないと思います。
むしろ,現在でもブラジルで生産されているT2の現地進化モデルであるコンビ1400には,VWポロ用の1,4リッターの水冷直列4気筒のインジェクションエンジンを搭載したモデルがありますから,水冷エンジンが欲しいならこちらのモデルを考えてみてはいかがでしょうか。
現地価格では,スタンダードモデルだと200万円以下で新車が買えますし,業者に依頼して輸入して,それをオールドタイプにカスタマイズしても,多分中古車を買って日産エンジンに換装するよりは安く上がるのではないてしょうか。
http://www.autocar.jp/firstdrives/2012/10/30/17107/ また,このコンビ1400の前のモデルにあたる,同じくVW製の水冷エンジンを載せたコンビ1600などは,日本に中古車があるようですから,こちらはより現実的かも知れませんね。
http://www.gooworld.jp/usedcar/spread/goow/14/700903045720120621003.html ちなみにオランダには,このコンビ1400をカスタマイズするプログラムもあるようですよ。
http://www.buslog.net/archives/2011/11/buy-new-vwbus.html