イチローのHRに見る 観衆が真に求めているものとは? 試合でチームがサヨナラで勝とうが自分がヒットを打てなければ何の価値もない。
チームが仮に負けたとしても 自分が3安打を放ち ファインプレーすればそれはとても価値ある試合と言える。
SEA時代そんなことをはっきりと口にしていたイチロー。
当時イチローはベースボールをまるでヒット数を競う個人競技として捉えてプレーしていたと言っても過言ではなかった。
仰木監督の言質を自分の都合よく偏った解釈した結果、イチローはSEAでは村八分にあいました。
それは紛れもない事実です。
そしてNYYに行ってジーターと出会いある意味 カルチャーショックを受けた。
チームが勝たなければどれだけ個人的な記録をたたき出そうが何の価値もないと心底言い切るプロフェッショナルがそこにはいたからです。
個としても3000本安打を悠々とクリアしながらチームを勝利へ導く超一流のチームプレイヤーこそがジーターでした。
ピートローズは言いました。
「いったい何のためにヒットを量産しているんだい?チームを優勝に導くためではないのか?イチローは東地区の強豪へ移籍するべきだ。
」と。
そのローズの言葉通りにやがてイチローはNYYへ移籍することになります。
ジーターとローズの現在における扱いは天と地ほどの差はあるにしても、ローズもまた史上最多にして不滅のヒット数を記録しWS制覇もした偉大なプレイヤーでした。
たしかに偉大な個人記録であっても球場はその選手を祝福や賞賛もし、スタンディングオベーションもしますが、チームが優勝した時にみせるファンの歓喜でスタンドが満ち溢れる様には到底 及びません。
真のプロフェッショナルとは MLBもショービジネスである以上、ファンを歓喜へと導くプレーを示してこそではないかとも思います。
チームの勝利への献身性を併せ持ちながら、個としての実力も一流であると思われるプレイヤーというと誰が思い浮かびますか? イチローもジーターの影響を受けて変わったという印象があります。
ビジネス に関する質問