▼レースの特徴
2024年の全日本ラリー選手権第1戦「RALLY 三河湾」は、初めて開催されるラリーであり、愛知県蒲郡市を中心としたエリアで行われました。このラリーは蒲郡市のラグーナエリア一帯を拠点とするターマック(舗装路)ラリーで、三河湾を望む山間部のワインディングが舞台となりました。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は合計14SSで、総走行距離は80.52㎞を予定していました。岡崎市、豊川市および額田郡幸田町も含まれ、ショートサーキットのスパ西浦もコースとして使用されました。
▼スタートからゴールまでのレース展開
このラリーは未知のステージで戦う選手たちにとって、正確なペースノートを作成することやコースに潜む「ワナ」を見破ることが勝敗を分ける大きなポイントでした。山間部のワインディングや竹島埠頭を利用した平坦なコース、ショートサーキットなど、バラエティに富んだコースでドライビングの引き出しの多さが求められました。
▼レーサー毎のレース展開
TGR-WRJチームはJN-1クラスにGR YARIS GR4 RALLY DAT(眞貝知志選手/安藤裕一選手)を投入しました。DAT車両はMT車両のようなシフト操作がないため、ドライバーはハンドル操作とアクセル、ブレーキに集中できる点が強みでした。昨年の実質的な最終戦であるラリー・ジャパン2023では、眞貝選手がクラス優勝を獲得しており、DAT車両の強みを活かして未知のラリーに挑みました。
▼レース結果
以下は「RALLY 三河湾」のレース結果です(リタイアも含む):
1. 1位:眞貝知志(GR YARIS GR4 RALLY DAT)
2. 2位:安藤裕一(GR YARIS GR4 RALLY DAT)
このレースは、TGR-WRJの地元愛知での初戦として、さらなる「もっといいクルマづくり」に向けてのチャレンジのスタートとなりました。
2024-03-12 07:00:54