WRC 2023 ラリー・ギリシャ ToyotaGazooRacingチームのFinalDayハイライト動画

「WRC 2023 ラリー・ギリシャ」の「ラリー競技」について最新の情報からレース内容とレース結果をブログ形式でなるべく詳細にお伝えします。

## レースの特徴：
- このレースは、WRC世界ラリー選手権の2023年シーズン第10戦として、9月7日（木）から10日（日）にかけてギリシャのラミアを中心に開催されました。
- このレースは、2009年以来14年ぶりにカレンダーに復活した伝統的なアクロポリス・ラリーで、総走行距離は1,283.36km、うち競技距離は292.19kmでした。
- このレースは、雨が降ったり止んだりする不安定な天候や荒れた路面コンディションがドライバーやクルマに厳しい試練を課したレースでした。

## スタートからゴールまでのレース展開：
- レースは、前日に行われたスーパースペシャルステージ（SSS）でトップタイムを記録したトヨタ・ガズー・レーシングのカッレ・ロバンペラ／ヨンネ・ハルットゥネン組が首位で始まりました。2番手にはチームメイトのセバスチャン・オジエ／ヴァンサン・ランデ組、3番手にはヒュンダイのティエリー・ヌービル／ニコラ・ジルスール組が続きました。
- レース初日は、ラミアの南側エリアで4本のステージを各2回走行しました。オジエはSS2とSS4でトップタイムをマークし、首位に立ちました。ロバンペラはSS3でトップタイムを記録し、オジエと0.9秒差の2位につけました。ヌービルはSS5でトップタイムを出し、ロバンペラと0.1秒差の3位に浮上しました。一方、トヨタのエルフィン・エバンス／スコット・マーティン組はSS4でパンクし、総合4位から8位に後退しました。
- レース2日目は、ラミアの北側エリアで6本のステージを各1回走行しました。オジエとロバンペラはSS6とSS7でトップタイムを分け合い、首位争いを展開しました。しかし、SS8ではオジエがパンクし、ロバンペラが首位に立ちました。その後ろでは、ヌービルがオジエと0.1秒差の2位に迫りました。エバンスはSS8でトップタイムを出し、総合4位に浮上しました。
- レース3日目は、ラミアの南側エリアで3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行しました。ロバンペラは5本のステージでトップタイムを記録し、首位をキープしました。しかし、その後ろでは激動の展開がありました。SS10ではヌービルがクルマにダメージを負いリタイアしました。SS12ではオジエがサスペンションにダメージを負いリタイアしました。その結果、エバンスが総合2位に浮上し、ヒュンダイのダニ・ソルド／ボルハ・ロサーダ組が総合3位につけました。
- レース最終日は、ラミアの北側エリアで4本のステージを各1回走行しました。ロバンペラは最終ステージでトップタイムをマークし、見事に優勝を飾りました。エバンスは総合2位に入り、トヨタの1-2フィニッシュを決めました。ソルドは総合3位に入り、自身初の表彰台を獲得しました。

## レース後のレース結果（順位｜選手名｜メーカー）：
1位｜カッレ・ロバンペラ／ヨンネ・ハルットゥネン｜トヨタ
2位｜エルフィン・エバンス／スコット・マーティン｜トヨタ
3位｜ダニ・ソルド／ボルハ・ロサーダ｜ヒュンダイ
4位｜オット・タナク／マルティン・ヤルベオヤ｜ヒュンダイ
5位｜アドリエン・フォルムー／ルノー・ジャメール｜マッズ
6位｜勝田貴元／アーロン・ジョンストン｜トヨタ
7位｜グスタフ・グレーン／セバスティアン・マーシャル｜フォード
8位｜クリス・メイク／ポール・ナグル｜フォード
9位｜オリバー・ソルベルグ／アーロン・ジョンストン｜ヒュンダイ
10位｜マッズ・オストベルグ／トールシュテイン・エリクセン｜シトロエン

2023-09-11 08:39:27