D1グランプリ 第4戦 筑波 TSUKUBAドリフト追走ハイライト動画

D1グランプリとは、日本で開催されているドリフト競技の最高峰です。ドリフトとは、車がコーナーを曲がる際に後輪を滑らせて横滑りする走り方のことで、その技術や美しさを競います。D1グランプリでは、単走と追走の2種類の競技が行われます。単走では、1台ずつコースを走り、審査員がスピード、角度、ラインなどを採点します。追走では、2台の車が同時にコースを走り、先行車は単走で高得点を出したような走りを目指し、後続車は先行車にできるだけ近づきながら追従する走りを目指します。審査員は、追走車の先行車への接近度や攻めの姿勢などを採点します。

2023年6月25日に行われた「D1グランプリ 第4戦 筑波 TSUKUBAドリフト」は、茨城県にある筑波サーキットで開催されました。筑波サーキットは、日本で最も古くからあるサーキットのひとつで、コース2000と呼ばれる2kmのコースが使用されました。このコースは、高速コーナーから低速コーナーまでさまざまなタイプのコーナーがあり、ドライバーの技術やセッティングが問われる難易度の高いコースです。

このレースでは、37台の車がエントリーしました。その中から単走予選で上位16台が決勝進出しました。決勝では、単走と追走の両方で高得点を出した蕎麦切広大選手が初優勝を飾りました。蕎麦切選手は、Q60というインフィニティブランドのクーペ型車に乗っており、そのパワフルなエンジン音とスモークが会場を沸かせました。また、単走では99.46点という驚異的な高得点を出しました。これは今シーズン最高得点であり、D1グランプリ史上でも最高得点に並ぶ記録です。

2位には日比野哲也選手が入りました。日比野選手は、ZN8というトヨタ86に乗っており、その軽快なハンドルさばきと安定したライン取りが見事でした。日比野選手は、追走トーナメントでは全て勝ち上がりましたが、決勝戦では蕎麦切選手に敗れました。しかし、日比野選手は今シーズン3回目の表彰台となり、ポイントランキングでは首位をキープしました。

3位には続きです。

横井選手は、S15という日産シルビアに乗っており、その大胆な角度とスピード感が印象的でした。横井選手は、追走トーナメントでは準決勝まで進出しましたが、日比野選手に敗れました。しかし、横井選手は3位決定戦で松田次生選手に勝利し、今シーズン初の表彰台を獲得しました。

4位には松田次生選手が入りました。松田選手は、JZX100というトヨタマークIIに乗っており、その重厚なボディと豪快なドリフトが魅力でした。松田選手は、追走トーナメントでは準決勝まで進出しましたが、蕎麦切選手に敗れました。そして、3位決定戦では横井選手に敗れて4位となりました。しかし、松田選手は今シーズン2回目のベスト4となり、ポイントランキングでは2位に浮上しました。

2023-06-27 06:56:33