WRC 2023 ラリーケニア 過去のラリー動画

「WRC ケニアラリー」は、1953年に東アフリカで初開催された伝統あるグラベルラリーです。かつては約5000kmを走行する壮大なスケールのラリーでしたが、現在は約1200kmの総走行距離で行われます。しかし、その難易度は依然として高く、石や岩が多いトリッキーな路面や、雨による泥濘化など、アフリカの大地ならではの挑戦が待ち受けます。

2021年に19年ぶりにWRCのシリーズに復帰したこのラリーでは、トヨタ・ガズー・レーシングのセバスチャン・オジエが優勝しました。また、勝田貴元が総合2位に入り、日本人ドライバーとして初めてWRCで表彰台に上がりました。2022年大会では、カッレ・ロバンペラが優勝し、エルフィン・エバンス、勝田貴元、セバスチャン・オジエと続き、トヨタはトップ4を独占しました。

2023年大会は6月21日から25日までの5日間で開催されます。サービスパークはナイバシャ湖に置かれ、その周辺のグラベルロードが戦いの舞台となります。全19ステージで355.92kmのSSを走行します。見通しの良い平原を走行する高速区間が多いですが、石や岩が多いトリッキーな区間もあります。また、雨が降ると路面は一気に泥状になりぬかるみます。

トヨタ・ガズー・レーシングは4台のGR YARIS Rally1 HYBRIDで参戦します。ドライバーはカッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンス、セバスチャン・オジエ、勝田貴元です。トヨタはこのラリーで3年連続優勝を目指します。しかし、他のチームもこのラリーに向けて準備を進めています。特にヒュンダイは2022年大会で苦戦したことから、2023年大会では反撃を期待されます。

2023-06-21 06:31:16