WEC 第3戦 スパ・フランコルシャン レースハイライト動画

WEC 2023年シーズン 第3戦 スパ・フランコルシャン6時間のレース展開は以下の通りです。

ポールポジションからスタートしたトヨタGR010ハイブリッド7号車（小林可夢偉／マイク・コンウェイ／ホセ・マリア・ロペス）が好スタートを切り、トップをキープしました。
一方、予選でのクラッシュにより最後列からのスタートとなったトヨタGR010ハイブリッド8号車（セバスチャン・ブエミ／ブレンドン・ハートレー／平川亮）は、猛烈な追い上げを見せ、レース序盤には5位まで浮上しました。
フェラーリ488GTE Evo51号車（ジェームズ・カラド／アレッサンドロ・ピエル・グイディ／ダニエル・セラ）がGTE Proクラスの首位を走りましたが、第1スティント終盤にトヨタ8号車と接触し、ピットインに時間がかかりました。
その後、GTE Proクラスのトップ争いは、ポルシェ911 RSR92号車（ケビン・エストレ／ノイル・ジャニ／マイケル・クリステンセン）と91号車（ジャンマリア・ブルーニ／リチャード・リーツ／フレデリック・マコウィッキー）の間で展開されました。
LMP2クラスでは、オーレカ07-Gibson22号車（フィリップ・アルバーキルク／ファビオ・ライバ／フィリップ・ハンセン）が序盤からリードしましたが、第2スティントでオーレカ07-Gibson38号車（アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ／ロバートゴンザレス／アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ）に抜かれました。
レース中盤には、トヨタ7号車と8号車が総合首位を争う展開となりました。8号車は7号車に迫りましたが、ピットストップのタイミングやトラフィックの影響で差を詰めきれませんでした

レース終盤は以下のようになりました。

残り45分で、7号車の小林可夢偉が最後のピットストップを行い、8号車のブレンドン・ハートレーも翌周にピットインしました。
ハートレーは小林の前でコースへ復帰しましたが、小林がファステストラップを記録してこれをかわし、首位を奪還しました。
小林はその後もハイペースで走り続け、8号車との差を広げていきました。
最終的には16.637秒の差をつけてトップでチェッカーフラッグを受け、今季2勝目を挙げました。
8号車のハートレーは2位でフィニッシュし、トヨタは開幕戦以来今季2度目の1-2フィニッシュを達成しました。
ドライバーズ選手権では8号車が首位を守り、7号車が5ポイント差で追う形となりました

2023-05-01 06:12:25