フォーミュラE 第14戦ポートランド（アメリカ）決勝レースハイライト動画

フォーミュラE ポートランド 2024年6月決勝レース

レースの特徴：
2024年のフォーミュラE ポートランドE-Prixは、予想外の展開となりました。レースは接近戦が繰り広げられ、各車がエネルギーを節約しながらややスローペースで走行し、全車がひとつの長い隊列となりました。

スタートからゴールまでのレース展開：
序盤10周を終えても団子状態には変わりなし。序盤で先頭に立っていたノーマン・ナトー（アンドレッティ）は中団に飲まれ、フロントロウのヒューズもコースオフが響いて最後尾に落ちました。一方でポールスタートのエバンスは、ダ・コスタ、ロビン・フラインス（エンヴィジョン）、ジェイク・デニス（アンドレッティ）らとトップ集団を形成していましたが、あまりに各車が接近しているため、中団にいたキャシディが1コーナーのブレーキングでごぼう抜きして一気にトップに立つなど、全く予想のつかないレース展開となりました。

レーサー毎のレース展開：
レースが折り返しを過ぎた頃、エバンスに接触による5秒のタイムペナルティが出されました。上記の通り接近戦が繰り広げられていることを考えても、痛いペナルティとなりました。ほとんどのドライバーがアタックモードを使い切っていた中、4分のアタックモードを残していたキャシディは17周目にこれを発動し、レースをリードしていきました。しかしダ・コスタ、エバンス、フラインスといったライバル勢もピッタリと後ろにつけたまま、終盤戦に突入していきました。キャシディはチームメイトでペナルティのあるエバンスを従え、ファイナルラップに突入するかに思われたが、最終コーナー手前のS字セクションで姿勢を乱しコースオフ。レースを支配していたポイントリーダーが残り2周で後方に沈むという波乱の展開となりました。

レース結果（順位｜選手名｜メーカー）：
1位｜アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ｜ポルシェ
2位｜ロビン・フラインス｜エンヴィジョン
3位｜ジャン-エリック・ベルニュ｜DSペンスキー

以上、2024年6月のフォーミュラE ポートランド決勝レースの詳細についてでした。次回のレースもお楽しみに！

2024-07-01 07:16:05