■ タイヤ幅 タイヤサイズに表記されているタイヤの幅は「断面幅」といって、タイヤを輪切りした時の接地面の幅を記載しています。
例えば、215/45R17というサイズは、タイヤ断面幅が215mmということです。
しかし、このサイズは工業規格上のサイズ表記であって、実際にはタイヤ銘柄のよって差があります。
例えば、215/45R17は、各社から様々な銘柄を選べますが、メーカーのサイズリストを見ると、実際の幅寸法と外径値が記載されています。
ダンロップタイヤの215/45R17で見てみましょう。
<215/45R17> ・VEURO VE303 幅209mm/外径624mm ・DIREZZA Z2 幅214mm/外径626mm 同じ215/45R17でも結構寸法が異なります。
これは例えるなら2,000ccという排気量のエンジンでも、実際には1998ccや1987ccがあるのと同じイメージです。
しかしながら、上記のタイヤの寸法は、215/45R17の標準リムであるリム幅7インチに組み付けた際の寸法です。
215/45R17は7~8インチのリム幅に適合しますので、より幅広い8インチのリムに組み付けた場合は、タイヤ幅は上記よりも太くなり、外径が小さくなります。
■ タイヤ総幅 上記の例に挙げた215/45R17の「215」が断面幅である旨は説明いたしました。
これはタイヤが路面に接地する幅の工業規格値です。
一方で、タイヤは断面幅よりもサイドウォールが張り出しているので、実際のタイヤはもっと幅広いです。
これが「タイヤ総幅」です。
タイヤ総幅は車重が大きい程幅広くなり、空気圧が低いほど幅広くなり、リム幅が広い程幅広くなり、リムプロテクターが大きいほど幅広くなります。
色々な要素が絡むためタイヤメーカーではこの値を公表していません。
傾向としては、偏平率が高いほどムッチリと膨らむので断面幅に対する膨張率が大きくなります。
一方で、偏平率の低いタイヤは膨張率は低いのですが、ホイールのリムをガリ傷から守るために「リムプロテクター」(リムガード)が張り出しているタイヤが多くなります。
このサイズが各社まちまちなのです。
なので実測して推察しながらツラ出しを設定することになります。
■ ツラ出し計測方法 すでにヒモで寸法を計測する方法はご存じなので、どこから測ればよいのかを説明します。
測る場所は主に2箇所です。
ホイールセンターより上半分で・・・ 1.最も出っ張っているタイヤの部位からフェンダーまでの距離 2.最も出っ張っているホイールの部位からフェンダーまでの距離 フェンダーのツメも含めて計測しておくと楽です。
ご存じとは思いますが、フェンダーの頂点から測っても意味ありません。
タイヤ外周の頂点から前30度、後50度の範囲ではみ出ないようにセッティングします。
最も頼りになるのは「2」の寸法です。
ここからタイヤの総幅を予測してツラ出し寸法を計算します。
よくリムイチといって幅広いリムに適合外の細いタイヤを無理やり組み付けて一番出っ張っている部分をリムにしてしまう設定がありますが、耐荷重性能も安全性も低いのでおすすめしません。
■ 耐荷重性能 タイヤには1本当たりで支えられる重さが決まっています。
この指標をロードインデックスといいますが、タイヤの空気の容量が大きいほど耐荷重性能が高まるため、より高いロードインデックスが割り当てられます。
インチアップをすると車輪全体ではホイールの体積が増える代わりにタイヤ内の空気容量が減ります。
従ってロードインデックスが下がってしまうので、タイヤ選びには注意が必要になります。
以下のサイトはトーヨータイヤのものですが比較的わかりやすいと思います。
ご参照ください。
その他ご不明な点があればご遠慮なく追加質問ください。
http://toyotires.jp/tire/tire_03.html