表向きの理由は3つ。
①WBCにある保険による補償がない(WBCは10億円~20億円を主催者が負担している) ②MLB選手に配慮したシステムがない(球数制限を含む様々な待遇や配慮) ③MLBおよびMLB選手会に相談するのが遅すぎる(2年前には開催を決めていたのに、本格的な出場交渉を始めたのは今年の2月だったらしいby報道) とくに一番大きいのは①でしょう。
WBCで多くのMLB選手の出場が可能なのは、主催者がすべてのMLB選手を補償しているからです。
プレミア12にはそれがありません。
質問者さんが挙げた「WBCとの差別化」は確かにあります。
財政難の国際野球連盟を援助する条件でWBCを世界選手権に格上げしたように、MLBが目指すのは、「プロリーグMLBと国別大会WBC」を頂点とする構造です。
ただし、プレミア12を否定するわけではなく、MLB選手の出場についても、普及や広告価値を考慮して判断する、という感じでした。
質問者さんが挙げている「MLBとMLB選手会主催ではなく利益がないから派遣しない」ですが、MLBは相当な対価があればMLB選手出場の可能性はあるようです。
しかし今回の判断は、その価値はプレミア12にはない、ということですね。
「シーズンオフのコンディション維持が難しい」というのも、当然ですがあります。
MLB選手会からすれば、オフシーズンは大切な休養期間でありますし、全体でNOと言ってしまえば、選手たちを無理に参加させることもありません。
だからこそ、WBCのような補償が絶対条件だったでしょう。
今回MLB40人枠選手の出場はなくなりましたが、しかし、財政難で介入したMLBの指導でワールドカップを廃止して、プレミア12にリニューアルした効果は出ています。
各国出場選手は五輪レベルが出場する大会に格上げすることができましたし、海外の大手広告代理店という大口スポンサーを獲得することができました。
このスポンサーはWBCも担当していたためにプレミア12にもスポンサードすることになったそうです。
こんな面でもWBC効果があるんですね。
WBCにもMLBやMLB選手会にも、色々と文句はあると思いますが、しかしWBCが始まったことで着実に国際野球界は回り始めています。
プレミア12もまだ1回目ですし、まずは最初の大会を成功させて、反省点は次に生かしていければいいと思います。