ドジャースは、昨シーズン、守備が下から数えた方が早かったです。
そこで今シーズンの補強の目的は、守備を改善することでした。
特に、真ん中のライン、キャッチャー、セカンド、ショート、センターの守備を改善することでした。
更に、昨シーズン中は、契約延長の交渉がないハンリー・ラミレスが、ふてくされていたり、ケンプが大して貢献もしていないのに「毎日プレーさせろ」と文句を言ったりと、クラブハウスがギクシャクしていました。
そこで、ベテランでリーダーシップがあり、クラブハウスに良い影響を与える人を探していました。
もう一点は、質問には関係ありませんが、ブルペンの強化です。
上記3点が、シーズン前の補強のポイントでした。
センターは、昨シーズン、メジャーの外野手全員の中で、守備効率が最低だったマット・ケンプを放出して、マイナーから打撃は未知数でも、守備は一級品と分かっていたジョック・ピーダーソンを上げました。
そのケンプと交換で獲得したのが、キャッチングに定評があるヤスマニ・グランダルです。
ショートのハンリーは、去年は、ホームランの本数より、エラーの数の方が多かった時期もあったくらい、守備が酷いし、長打力が落ちて来ていました。
ハンリーとの再契約をしない決定をしたのは、フリードマンではなく、前GMのネッド・コレティです。
と言うより、コレティにそれ程の権限はないと思うので、社長のスタン・キャステンの意向だと思いますが。
ショートは、マイナーにコーリー・シーガーが控えています。
ドジャースはシーガーはまだ1年かかると予測していたので、今シーズン1年だけ、ショートを務めてくれる人が欲しかったです。
でも、1年契約を受け入れる、守備の良いFAのショートがいるはずがないので、1年だけ契約が残っている人とのトレードを探しました。
但し、1年いるだけの選手とのトレードで、有望なプロペクトを出せないので、相手チームが出したい人でないと駄目です。
つまり、ショートの候補は、下の4つの条件を満たさないと駄目です。
1.守備が良い 2.契約が1年だけ残っている 3.トレードで獲得するのに、最小限の放出で済む 4.クラブハウスに良い影響がある こんな人が、そこらじゅうに転がっていないです。
ドジャースは、ロリンズが欲しかったというより、ロリンズしかいなかったというのが現実だと思います。
セカンドのゴードンは、今年活躍していますが、それは今年になって分かった事です。
去年は盗塁王でしたが、前半には100盗塁に届きそうな勢いだったのが、後半失速しています。
打撃も、4月は打率が3割台半ばだったのに、毎月落ちて来て、オールスター以降は、出塁率が3割を切っていました。
今シーズンは、昨シーズン後半の活躍しかできないと、フリードマンは思っていたはずです。
更に、ゴードンは守備が良くないです。
去年は、ダブルプレーが取れないために、その後得点されることが何回もありました。
守備が良くなくて、打撃も期待できないとあれば、盗塁王でオールスター なった昨シーズン後にトレードするのが得策する。
トレードの大事なルールは、「1年遅いより、1年早くしろ」と「高い内に売れ」です。
その法則し従ったトレードです。
ゴードンの後釜のセカンドの条件は、ショートと同じです。
セカンドには後継者が控えていなかったので、必ずしも契約の残りは1年でなくても良かったですが、1年しか残っていなくて、今シーズン活躍すれば、来シーズン再契約すれば良いし、活躍しなけれげ、来シーズンはその分のサラリーがなくなります。
又契約が1年しか残っていない選手をトレードで獲得する際には、出すものが少なくて済みます。
そこでドジャースは、ハウイ・ケンドリックに狙いを付けて、エンジェルスに、誰を出したらケンドリックをくれるかを確認した所、エンジェルの答えが、マーリンズのピッチャーのアンドリュー・ヒーニーでした。
そこでドジャースは、マーリンズにトレードを持ちかけた訳です。
ヒーニーはドジャースが獲得後、直ぐにエンジェルスにトレードされました。
それは、最初からその予定だったからです。
ゴードンと一緒にマーリンズにトレードされた、ピッチャーのダン・ハレン(ヘイレンではなくハレンと発音します)は、マーリンズから要求されました。
ドジャースは、ハレンを出そうとしていたのではなかったですが、どうして置いておきたい人でもなかったです。
アトリーは、仰る通り、ケンドリックの穴埋めです。
ケンドリックが怪我をしていなかったら、恐らくトレードをしていなかったでしょう。
「マイナー選手を放出してまで」とありますが、出した2人はそれ程評価が高くないです。
地元ロサンゼルスでは、「実質何も出さないでアトリーを獲得した」と言われています。
(申し遅れましたが、当方はロサンゼルス在住です。
) つまり、フリードマンの意図は、 1.センターラインの守備の補強 2.補強をした選手が若くてサラリー額が安い(ピーダーソン、グランダル) 3.又は、クラブハウスに好影響があるベテランで、来年以降負担にならない様、残りの契約が1年しか残っていない これが分かっていれば、補強やトレードが、良く分からないということがないのでは?