なぜカムリHVとSAIには4WDが設定されないのでしょうか?

なぜカムリHVとSAIには4WDが設定されないのでしょうか?

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AWDが設定できる構造になっていないから。 トヨタのFF車ベースのハイブリッドAWDモデルは、「e-Four」と呼ばれるモデルです。前輪をエンジン+電気モーターで駆動する通常はFF、後輪を電気モーターのみで駆動する4WDという2モーター式です。 これに対して、クラウンHVなどFRモデルのAWDはi-Fourと呼ばれ、後輪駆動をベースにトランスファーで前輪へ駆動力を配分する本格的なAWDになります。 カムリやSAIはFFですから、採用するのならe-Fourになるわけですが、これらのシステムのベースはプリウスです。現行30プリウスにAWDの設定が無いのと同じく、カムリやSAIにはAWDが設定できない構造になっています。 これは、プリウスを始めとしたトヨタFFモデルのハイブリッド車では、荷室の床下に大きなニッケル水素電池が収納されています。と同時に、E-Fourにするにはその下の後輪車軸中央に、後輪駆動用のモーターを設置しなければならないのです。 つまりは、ハイブリッド用電池がジャマになり大きなモーターが設置できない、というわけです。 同じくカムリベースの旧型ハリアー(レクサスRX)、プリウスと同じくオーリスベースの新型ハリアーなどにはAWDがあります。旧型アルファードやエスティマにはe-Fourがあります。 これらのモデルでは、SUVとして地上高を上げてあることから、床下へモーター用のスペースが生まれるのです。また旧型アルファードなどは、現エスティマのシャーシがベースとなっており、これは床が二重床になっていて電池の収納スペースがあらかじめ計算されているのです。 要するに、電池の収納スペースがAWD化を見据えて考えられたシャーシでないと、AWD化は無理というわけです。 新型フィットHVにAWDがあるのは、現フィットではシャーシを新型に変えてあり、電池をリチウムイオンで小型化して後部シート下へ収納しています。これでデフの場所が、プリウスのような邪魔にならない構造になっているわけです。 新型アルファードやノア/VOXYなどでは、現行モデルからミニバン用の新型シャーシへと変更されており、低床化してもハイブリッドのAWD化を見据えた設計になっています。新型ノア/VOXYは、ライバルのセレナやステップワゴンとの価格競争を見据えて、コスト増のためにAWD化は諦めたとされています。 また、新型40プリウスではAWDがあるとされていますので、おそらくはプリウスαと同じくリチウムイオン化で、電池を小型化して対応しているのだと思われます。

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