匿名さん
元西鉄の日野美澄選手を知ってますか? 1957年 早慶戦再度にわたる安打を放ち、神宮のヒーローとしてクローズ・アップされた慶大の日野美澄遊撃手(鳴門高出、二十二才)はかねてからプロ入りの希望をもらし、毎日、大映、東映、西鉄などと交渉があったが、六日西鉄入り希望の態度を明らかにした。
はじめ新聞社を志し、これから毎日の線がでたが、話はまとまらず大映の熱望に一時は大映入りの噂もでたが、二塁手に適材を得ない西鉄ががぜん本腰を入れて乗りだし、宇高スカウトの熱意が今回の西鉄内定にまで進んだもの。
なお正式契約はオール早慶戦終了後東京で行われる。
同選手は鳴門高時代から大型遊撃手として甲子園で名を馳せ、特に打力には将来を嘱望されていた。
慶大に入ると一年生の春早くも三塁手として神宮にデビュー、秋からは遊撃手としてレギュラーの一角をしめ、二年の春には三割八分強を打って首位打者となり、勝負強さを発揮していた。
特に学生野球最後の早慶戦には遺憾なく勝負師らしいところをみせ、この好打でベスト・ナインにも選ばれた。
日野選手談 就職の話は随分あったが、どうしてもプロでやりたかった、毎日を希望していたがダメになり、大映、東映からも話があり、特に大映は永田社長夫人の熱望もあり、はじめから在京球団を望んでいたので考えていたが、西鉄の宇高スカウトから条件のいい話があり、強いチームという魅力もあって西鉄入団を決意しました。
二塁ということですが、どこまでやれるかやってみなければわかりません、バッティングもフィールディングもいたらぬ点ばかりなので、みっちり練習をやり直して恥ずかしくない働きをしたいと思っています。
九州でのオール早慶戦が終ってから正式契約をするつもりです。