例えば、キャンピングカーやモーターボートを牽引するの場合は、モノコックよりもラダーフレームの方がいいですね。同様にピックアップトラックのような貨物車両もラダーフレームが向いています。従ってトラックも未だにラダーフレームというわけです。 しかし、そうした用途で乗用車として利用する人は限られているので、より軽く乗り心地のよいモノコックシャーシのクロスオーバーSUVにシフトしています。クロスオーバーSUVはセダンに大きめのタイヤを履かせて車高を上げたクルマなので、クロカン車より遥かに快適で燃費もいいです。 実際に、フォードエクスプローラーは、先代まではラダーフレームでしたが、新型はFFベースのクロスオーバーSUVに性転換しました。今後はこうした車種は増えていくでしょうね。 クロスオーバーSUVは、セダンがベースなので4WDシステムもベース車両の素性を引きずることが多いです。なので、多くの車種がセダンと同じような簡素なスタンバイ式4WDで、オフロードの走破性は考慮されていません。ハリアー、CR-V、CX-5等々電子デバイスがなければオフロード性能は厳しいものです。 その中にあって、フォレスターはやはり別格でしょうね。ベースのインプレッサがエンジン縦置の本格的なフルタイム4WDで、しかも低重心ですから根本的に素性が異なります。従ってオンロード性能も圧勝です。条件がよければ下手なクロカンよりも走破性高いステージも多いです。特に雪道等では圧倒的にフォレスターですね。 一方で、サスペンションストロークなど、ランクルやパジェロにはさすがに敵わないので、4WDのLOギアを持つクロカンと比較すると岩場のクロール能力は劣ります。車両が軽いので川を渡るのも苦手ですね。ラダーフレームはクルマが横転しても大丈夫ですが、フォレスターはそうはいきません。 4×4マガジンでプラド、グラチェロ、フォレスターでオフロード対決させていましたが、ハードな条件では確かにフォレスターは不利ですね。 https://m.youtube.com/watch?v=WTpFC1njOqo 雑誌の性格上、あえて苦手なステージを選んだのかもです。 しかし、フォレスターはオンロードからオフロードまでこなすバランスは世界に類を見ない高性能車両で、それが日本のスバルであることに誇りを感じます。そうそう他のメーカーは追い付けないでしょう。 同様に道なき道を走るのに、世界的にやはりランクルが選ばれるというのも納得できます。日本のクルマは世界に貢献していますね。