匿名さん
元阪神の福浦健次投手を知ってますか? 1960年 今夏の東京都高校野球予選で本格派第一人者の折り紙をつけられた中央商の福浦健次投手(18)=1㍍81、75㌔=は今春来プロ球団の注目の的となっていたが、去る二十六日日大二高に敗れて以来各球団スカウトが殺到、活発な争奪戦が展開されたが、このほど福浦家と学校側の意見一致を見、阪神入りが内定した。
同投手に対しては阪神、大毎が早くから触手を伸ばしたのをはじめ阪急、中日、巨人、広島、大洋などが獲得につとめた。
ことに同校敗戦の翌二十七日はスカウトが福浦家ではち合わせするなど、争奪戦は表面化したが、同投手自身は阪神入りを希望し、このほど内定の運びにいたったものである。
同投手は現在長野で行われている中央商新チームの練習に参加しているが、父親与七氏の語るところによれば同投手の阪神を希望した理由は、阪神は高校生を主体にしているチームだから働きよいことと、同校清水野球部長のすすめもあったと語っている。
阪神佐川スカウトが今春亀戸で行われていた同校野球部の練習を見に行った際、その将来性に太鼓判を押し、学校側にぬかりなく手を打ち、福浦家とも接触をもって父親と本人を説得、獲得にこぎつけたものである。
なお今夏の都予選の成績は井草、昭和一商、立正、日大二の四試合に投球回数24回1/3、自責点3、安打12、三振34、防御率1.08の好記録を残している。
父親与七氏の話 私は野球はよく知らないのだが、日大二高に負けてから各球団の肩が昨夜おいでになって入団をすすめられた。
学校側とも相談した結果、本人が望む球団に行かせるのが最もいい方法だと思って健次の意思を尊重した他球団はすでにおことわりし、きょう(四日)佐川さんに連絡したので翌朝(五日)には再びみえると思う。
そのときにお世話になる旨を伝えようと思っている。