ピストンスピードの限界について、、、、、、 車雑誌などが元ネタですが、レーシングエンジンで秒速25ｍ が限界と記憶してます

匿名さん

ピストンスピードの限界について、、、、、、 車雑誌などが元ネタですが、レーシングエンジンで秒速25ｍ が限界と記憶してます。
Ｓ2000のエンジンが84ミリのストロークで8300回転くらいで250馬力、 92年のHONDAのF1エンジンが47.9ｍｍ？で14700回転で775馬力以上、 電卓片手に弾いて見ると25ｍ以下に押さえらているみたいです。
ゴルフのエンジン抱き合わせたアウディV8は史上はじめての ロングストロークV8と陰口叩かれてますが、92.8ｍｍのストローク で25mギリギリの8000回転まで回してました。
、、、ガヤルドV10 は最近8500まで回してますけど、、、 藤原豆腐店の５AGは11000までキッチリ回せ、、と拓海は「オヤジ」に 聞いてます。
77ｍｍのストロークでそこまで回すと28ｍくらいになってしまいます。
TRDで昔のGr.Aのパーツを探して５AGのヘッドに組み込んで最強の８６を 、、、という企画をユーチューブで見ましたが9000回転で217馬力。
漫画だから、、、といえば終わっちゃいますが、F1なども含めて今現在は ピストンスピード上限がかなり上がっているのでしょうか？ 詳しい方教えてください。

回転無制限だった頃の3000ccV10でも、平均ピストンスピードは26m/s前後です。
“平均”ピストンスピードという事からも分かる通り、ピストンやコンロッドなどの往復運動部分は上死点と下死点では停止していますがストローク中央付近では最速となっており、この時にかかる加速度は2万回転目前ともなると10000Gを超えます。
NA時代のF1エンジンのピストンは僅か200g強ですが、スロットルオフ時のガス圧が掛かっていない状態でも、ピストンの質量だけでも2t以上（コンロッドの等価慣性力も含めると4t以上）の引張力に耐えなければいけません。
これはピストンやコンロッドを太く厚く強固にすればするほど、自身の質量が増えて慣性力はますます増えて、というジレンマを抱えています。
それから、吸気ポートを通過する新気の平均速度である平均吸気流速は、90m/s前後が限界（F1なんかはもう少し高い数字になっているでしょうが）とされており、シリンダー径と吸気バルブ径の関係から、ボアの小さな（吸気バルブの小さな）エンジンを高回転まで回しても、ただ回るだけで発生できる出力はフリクションに負けて下がっていきます。
単一シリンダーあたりの排気量とボア径と平均ピストン速度は、平均吸気流速と密接な関係がありますから、このあたりがクリティカルになっているのではないでしょうか。