「前のめりにならないで下さい」と言われただけで、どうしてその方が「回転不足もきっちり見分けられない新参の方」だと判断できたのですか? すみません、まずそっちの方に興味がわいてしまって。
笑 確かに国際大会では演技中もおしゃべりが続いていたり、立ち歩く人がいたり、録画や写真がOKだったり、だいぶ日本とは勝手が違いますので、そちらで慣れていらっしゃる方なら日本の試合は多少窮屈に思われるかもしれませんね。
ですが、「郷に入れば郷に従え」ですよ。
日本では他の人の視界を妨げるので「前のめり」になる行為は最も嫌われると言っても過言ではないでしょう。
もちろん試合中のおしゃべりなどは言語道断です。
日本ではどの国のスケーターにも温かい拍手と声援がおくられますし、演技前には水をうったように静かになり、演技中も集中を切らさずスケーターに注目するのが普通です。
そのような日本のスケートファンの観戦マナーを海外の選手たちは高く評価してくれています。
「スケートを披露する環境として日本は申し分ない。
日本で演技するのが大好き」と。
それらは日本の観客がお互いに不愉快にならないようにマナーを守って観戦し、スケーターを尊敬しているから生まれる会場の雰囲気だと思うのです。
海外に比べて多少窮屈な点は否めませんが、日本ならではの素晴らしい観戦マナーを守りたいと私は思っています。