あのアクシデントがなければレイニーが93年もチャンプになっていたでしょう。 もう、ミザノを入れて残り三戦でしたから。 それは間違いないと思います。 ただロマンを壊すようですが、あのクラッシュ直前、レイニーが意識していたのはシュワンツではなく、チームメイトのカダローラだったと思います。 カダローラも、この年は非常に好調でドニントンではレイニーを抑えて勝っているし、あのミザノも序盤トップを走っています。 レイニーはあの時、カダローラを引き離そうと躍起になっていた筈です。 相手は誰であれ兎に角、今のレースを全力で走り勝つというレイニーのストイックな姿勢が、あの時は裏目に出てしまったのだと私は思います。 シュワンツも93年は最高の状態に仕上げて挑んでいたでしょう。92年は失意で終わり、そこから粘り強く立ち直ってきました。 あのドニントンでドゥーハンの転倒に巻き込まれなかったら、レイニーのアクシデント如何に関わらずシュワンツがチャンプだったでしょうし。 シュワンツにしても、それが最高のチャンプの取り方だったでしょう。 私はシュワンツはレイニーのアクシデントが無くとも史実同様95年くらいで引退していたと考えます。彼の手首の問題を抱えていましたから。 いずれにしても両者が繰り広げたバトルは、最高に胸を熱くさせましたよね。 良い時代でした。過ぎて見ると気がつくものです。