このことについては例え当時に起きなくても、遅かれ早かれいずれは起きていたであろうことだと思います。
選手側にしてみれば、圧倒的に不当な条件で契約せざるを得ず、どこかのタイミングで不満が爆発するのは目に見えています。
ボスマン判決以前のサッカー界が異常だったのです。
当時はそれが常識であり、疑問を持たれることも少なかったのかも知れませんが、批判を覚悟で声を上げて行動に移したボスマンの勇気は、サッカー選手の権利を確保する素晴らしいものだったと思います。
ボスマン判決以降サッカーはビジネス化が進んでいき、資金力が大きな意味を持つようになったのは事実で、クラブ格差も大きくなりました。
しかし移籍に関して規制をかけるのは難しいと思います。
それを抑えるために規制をかけるのは、ビッグクラブにとって不当な規制になることは間違いないからです。
例えば 「年間に使える移籍金は○○ユーロまで」 という規制をかければ、○○ユーロを越えて使えるクラブには規制は効きますが、元々○○ユーロまで移籍金を使えないクラブには何の規制にもなりませんよね。
これでは公平性を著しく欠きます。
資金力や知名度、人気度もクラブとしての力ですから、それらを高いレベルで有するクラブにのみ効果のある規制をかけるべきではありません。
それはプロスポーツとしてのあり方を否定する行為です。
恐らくあらゆるクラブに適用できるという意味では、現在のファイナンシャルフェアプレーが限界でしょう。
まぁこれに違反した場合の罰則を厳しくするというは可能だと思いますが……。