クラッチはリア側の回転遠心力を利用して広がり、動力を伝えているわけなので変速とは直接関係ないです。 ちなみにハイスピードプーリーを装着して出だしが悪くなるという事はあまりないですよ。 ノーマルプーリーをフェイスタッチ面だけ切削&ウエイトローラー高速側を削って、ボスを短くするなどの荒業ならそういうこともありますが。 物によりますが、ほとんどのハイスピードプーリーはプーリーの角度を寝かせて、厚みは薄く、プーリー外径は大きく、ウエイトローラーの稼働量をワイドレンジにしているため、低速側もベルトが前側に落ち込み、高速側もベルトが純正より前側が外側まで広がるので、出だしもよく、最高速も上がるのです。 自転車の変速ギアと同じイメージです。 前側のギアが小さく、後ろが大きいと出だしがいいですが最高速が出ない状態ですが、あれが遠心力がほとんどかかってないアイドリング状態のスクーターのベルト位置です。 遠心力がかかればクラッチからリアタイヤに動力が伝わりますが、そこからウエイトローラーがプーリーを押し広げ、前側のベルト位置が広がって、代わりに後ろ側のベルト位置が小さくなる間がスクーターの変速状態なわけです。 ハイスピードプーリーは前側のギアがもう一段階小さいギアから始まり、もう一段階大きいギアまで変速できるようになるイメージです。 ウエイトローラーは遠心力のかかるタイミングを変化させるための重りであり、軽くすればある程度の回転数がないと一定の遠心力に達しないため、高回転で変速するという仕組みです。 エンジンの特性は一番力が出るパワーバンドというものがあるので、その範囲内の回転数で変速していくようにウエイトローラーをセッティングすれば加速が良くなるわけです。 ビッグスクーターも色々エンジンがありますので、全部遅いとは思いません。 ツインカムのマジェスティなんか250でも速いエンジンだと思いますよ。 メットインのフリーウェイ(横型エンジン)も速いですし、400だとシルバーウイングは重いのに速いです。 ノーマルで速いスクーターはT-MAXやシルバーウイング600やジレラのGP800あたりです。弄ってた人の話ではGP800はちょっと弄れば200キロオーバーするとの事でした。 国産の250㏄スクーターはシングルカムの車両で最高速は120キロぐらいですかね? 試したことはないんです、ビッグスクーターでの最高速。やっぱりそこはビッグスクーターの売りではないですしお客に「最高速は?」って聞かれることはないですから。 2種スクやイタスクは最高速をよく聞かれますね。 ジレラランナーFXR180はノーマルで130キロぐらいは出ます(メーター読みだと150キロ近く)。 弄れば実測で160キロは出ますし、それでも加速はT-MAXと同じぐらいですね。 ビッグスクーターの魅力は乗っててラクって事ですかね。タンデムも楽ですし靴もボロボロにならないですし。 速さとか求めてる人は何台もバイクを持ってますよ。 T-MAXとシルバーウイング600は1台持ちでも満足しそうですが