関西学院(関学)の宇良 どう思われますか? 注目の業師が地元で幕内の猛者たちに挑む。大相撲の東十両3枚目の宇良(24)=大阪府寝屋川市出身、木瀬部屋=は初場所で11勝を挙げ、春場所(3月12日初日・エディオンアリーナ大阪)での新入幕を確実にした。初土俵も2年前の春場所。出世に「はね返されるつもりで次に向けて頑張りたい」と意気込む。 新弟子検査時は172センチ、113キロだったが、現在は20キロ以上も体重が増えた。下半身は太くなって安定感が増し、体も全体的に丸みを帯びてきた。「押しを磨く」と地道に体づくりに励んできた成果だろう。 初場所でも多くの決まり手を繰り出した。圧巻は、珍手「たすき反り」を決めた13日目。185センチ、202キロの天風の左脇に潜って左腕をつかみ、体を大きく後方に反らせて巨漢を倒した。ダンスでも踊るかのように軽やかな動きだった。 昭和30年夏場所から相撲協会が決まり手を発表するようになって以降、十両以上で「たすき反り」が出たのは初めてだ。アマチュア時代から「居反り」の使い手として知られた宇良は「うまくその場に応じた対応ができた。名前が残ればうれしい」とはにかんだ。 “ちびっこギャング”の愛称で知られた元関脇鷲羽山や、“技のデパート”と言われた元小結舞の海。小兵力士が元気に動き回ると土俵は盛り上がる。新横綱稀勢の里のデビュー場所として、前売り券が2時間半で売り切れた注目の舞台で宇良がどれだけ活躍できるかはもちろんのこと、どんな異名が付けられるかも楽しみなところだ。