純正でもグレードのよってホイール外径が2インチ異なる車種は沢山ありますので、その要否はケースバイケースですね。
フリードのボディに対して17インチというのは許容範囲です。
16インチか17インチかの選択で申し上げると、質問者様の場合、ノーマル車高ですから16インチ仕様の方が見栄えは自然だと思います。
また、タイヤが薄くなるほどホイールにガリ傷がつきやすくなるため、奥様がメインで運転されるのであれば17インチは避けたほうが精神衛生上もよいと思います。
乗り心地については17インチでもタイヤ銘柄の選択次第でどうにかできますので、あまり問題ありません。
■ 見た目の印象 <フェンダーとタイヤの隙間> インチアップすると目の錯覚によりタイヤとフェンダーの隙間がやたらと目立つようになります。
なので皆さんローダウンも併せて行うケースが多いです。
フリードに関しては、16インチであればノーマル車高で気になりません。
17インチになると人によっては隙間が気になります。
2WD仕様はフロントの隙間が目立つため、最低でも15mm程度は下げたく感じますし、4WD仕様は元々3cm車高が高いので全体を5cm近くローダウンしたくなると思います。
4WD仕様が車高を上げているのは最低地上高を2WD仕様と同じ15cm確保するためです。
5cmダウンすると車検時に気を使うことになるかもしれません(要9cm確保)。
2WD仕様であれば問題なしです。
<ブレーキローターとの関係> インチアップは、元々ラリーの世界でブレーキを強化し大きなブレーキローターを採用するためにホイールが大径化した結果、タイヤが薄くしたという流れです。
世界で最初に偏平タイヤ(ロープロファイルタイヤ)をリリースしたのがピレリ。
タイヤが薄くなるのでタイヤのサイドウォールを強化した結果、コーナリング性能も向上しています。
このハイパフォーマンスな足回りは世界のスポーツカーに波及しました。
見た目もよいことからドレスアップ手法として一般化し現在に至ります。
なので、極端なインチアップによりブレーキローターの小ささが目立つとカッコ悪く見られることがあります。
フリードの場合、17インチまでは問題なしです。
■ ホイールガリ傷問題 インチアップの最大の難点がこの「ガリ傷」問題で、タイヤが薄くなるほどシビアです。
皆さんあまりここに触れないので説明をしておきますね。
例えば、住宅街の縁石の高さが10cmあります。
フリード純正タイヤの185/65R15であれば、地面からホイールまでの厚みが約10cm程度ありますから、どんな角度で段差を乗り越えても勢いが強くなければホイールと縁石が接触することはありません。
しかし、215/45R17となると、タイヤの厚みは約75mmですから、浅い角度で段差を乗り越えるとホイールにガリ傷がつきやすいのです。
勿論、タイヤ銘柄によってはリムプロテクターが深く、何事もなく済む場合もありますが、ホイールとの組み合わせが悪いと段差や縁石の餌食になります。
質問者様ご自身だけが運転するのであれば、気をつけられるのでガリ傷防げるのですが、奥様にはなかなか難しいと思います。
195/55R16 であれば厚みは約90mm程度ありますので、ガリ傷リスクが軽減されます。
日常あまりそこに気を使わないで済むので乗りやすいです。
それでもガリ傷はつくことありますが、ガリ傷はホイール修理業者で綺麗に治せます。
ホイールの表面の仕上げ方には、ペイント、ポリッシュ、ダイヤモンドカット、メッキ等があります。
修理のしやすさではペイントが一番ですね。
ペイントにも「ハイパーメタリック」という変わった塗装がありますが、それよりもシンプルな普通の塗装の方が修理しやすいです。
最近はメッキは流行らなくなり、ダイヤモントカットが増えましたが、修理という面ではあまりメンテナンス性はよくないです。
■ タイヤ接地面積 インチアップをするとサイドウォールの剛性があがるため縦方向の接地面積が減ってしまいます。
その減った接地面積を補うために、インチアップと併せてタイヤ幅を増やすケースが多いです。
185/65R15 88 (外径621mm) 195/55R16 87 (外径620mm) 215/45R17 91XL (外径625mm) 225/35R18 87XL (外径614mm) ■ 耐荷重性能 タイヤはサイズによって耐荷重能力が異なります。
その耐荷重性能は「ロードインデックス」(以下「LI」とします)で記されます。
タイヤ内の空気容量が大きいほど高い高いLIとなります。
インチアップをするとホイールの体積が増える代わりにタイヤ内の空気容量が減るためLIが下がります。
先ほど、接地面積を補うためにタイヤ幅を広げると書きましたが、同じく、タイヤ幅を増やすことで空気容量を増やし耐荷重性能を補う効果もあります。
併せて空気圧を高めて耐荷重性能を補いますが、通常のタイヤ(JATMA規格)では240~250kPaまでしか性能保証されません。
そこでタイヤメーカーの方で、偏平率の低いタイヤにより高い空気圧に耐えられる「エクストラロードタイヤ」(=レインフォースドタイヤ)というものを設定しています。
こちらはETRTO RENF規格で、290kPaまで空気圧を高めることができ、タイヤサイズの末尾に「XL」等の文字が追加されます。
185/65R15 88→JATMA 195/55R16 87→JATMA 195/55R16 91XL→ETRTO RENF 215/45R17 87→JATMA 215/45R17 91XL→ETRTO RENF 225/35R18 83→JATMA 225/35R18 87XL→ETRTO RENF タイヤメーカーに問い合わせると、純正タイヤのLI(フリードの場合は88)を下回わるのはNGとされますが、計算上LI 87は許容範囲です。
しかし、17~18インチを選ぶ場合はエクストラロードタイヤを選ぶことをお勧めします。
というか、それしか選択肢がない場合が多いです。
■ 乗り心地・静粛性 インチアップをすると乗り心地が硬くなる傾向にあります。
これはタイヤが薄くなるからではありません。
構造的にサイドウォールを硬くしてヨレにくくする必要があり、結果乗り心地が硬くなってしまうのです。
しかし、最近は技術革新が進み、偏平タイヤでも乗り心地が良いものが増えてきました。
バネ下が重たくなることも乗り心地に悪影響を与えます。
また、偏平タイヤは剛性を高める関係で路面のノイズを拾いやすくなります。
このノイズ対策にサイレントタイヤを選ぶと驚くほどの差が出ます。
■ 燃費 インチアップでタイヤ幅を広げるため空気抵抗が増えます。
また、金属部分の体積が増えるだけでなく、重たい部分がタイヤの外周付近に移動するため、発進時と制動時の負荷が増えます。
発進停止の多い環境では燃費に不利です。
もっとも車両重量の大きい車両であれば、この程度の重量増はものともしません。
フリードに関しては16インチ程度まではあまり影響なし。
17インチになると燃費に影響出やすいですが、低燃費タイヤを選ぶことである程度軽減できます。
■ ツラ出し 車輪を外側に出すことを「ツラ出し」といいます。
一方、車高を落とすとネガティブキャンバー(車両を前後から見てハの字)が強くなり、車輪がフェンダー奥に引っ込んでしまいます。
フリードはフロントサスペンションがそのタイプです。
なので、もしもローダウンする予定があれば先にサスペンションを交換し、後に車輪を決める方がスムーズです。
フリードは、ノーマル車高では、純正ホイールを基準に前輪15mm/後輪25mm程度ツラ出しして車検対応です。
以下、カッコ内が質問者様のツラ出し寸法です。
<前15mm/後25mmツラ出し例> 純正前:15×5.5J+50(±0mm) 純正後:15×5.5J+50(±0mm) 事例1前:6.5J+48(+14.7mm) 事例1後:6.5J+38(+24.7mm) 事例2前:7.0J+55(+15.5mm) 事例2後:7.0J+46(+24.5mm) 上記の通り、純正のインセットは50mmなので、この値をあまり小さくしないようにして、リム幅を広げてツラ出しします。
上記の事例は、参考であり実測しないとハミ出すこともあります。
実際にツライチまで持っていくとなると車高や個体差、またはタイヤ銘柄によってツラ出し度合いが結構変わりますので、一台一台実測してセッティングしていきます。
また、事例のように前後でインセットを変えると前後のタイヤローテーションが難しくなりますので、前輪と同じサイズのタイヤ&ホイールとして、リアのみ5mmスペーサーも可能です。
5mmまでは無加工でスペーサーをポン付けできます。
10mmスペーサーは色々と問題あるのでNGとしておきます。
長くなり失礼しました。
上記の内容はかなり部分的なもので説明不足のことばかりです。
実際にキマったセッティングするとなると、失敗できない出費を伴うものなので、プロに任せる方が安上がりだったります。
こうして妄想している間が楽しくわたしも大好きです。
是非、ベストなセッティングきめてくださいね。
ご不明な点あればいつでもご質問ください。
写真は、上から15インチ、16インチ、17インチを履いた見栄えです。
同じホイールカバーの状態の方が分かりやすいと思うのでご参照ください。