e-Powerの諸元を基に試算してみると、駆動用バッテリーがフル充電状態でエンジンによる発電で合成された最大電力を使って可能な最大速度は160km/h程度かと思われます。 この時のモーターの回転数は規格上限を超える13,000rpm程度となります。 モーター保護制御が行われていると、10,000rpmでの速度が145km/hになりそうです。 更に、駆動用バッテリーがフル充電状況は滅多にはありませんから、パワーを出すとバッテリーは枯渇状態に近くなります。 (実際には枯渇せずに、バッテリーを使わずにエンジンによる発電だけでモーター駆動するようです。) この状態では、エンジンで発電できる電力は、バッテリーで最大補助した電力よりも少なくなります。 エンジン発電だけでは、145km/hまでの加速性能がかなり落ちるでしょう。 構造上、高速走行はしないと割り切った車です。 このモーターの高回転利用はトルクが低く効率が悪い使い方です。 それを回避するために、ホンダi-MMDや三菱OutlanderPHEVは、高速走行でのエンジン直結駆動という機構をわざわざ搭載しています。 それでもトランスミッションを搭載する普通の車よりも高速走行効率は劣ります。 トヨタのハイブリッドシステムもモーターを高回転で使用せざるを得ないので、方式は全く違いますがe-Powerのように高速域でのモーター駆動性能はかなり劣ります。 LEXUS LC600hでは、ハイブリッドシステムを構成する動力分割機構の後にステップ式4段ATを搭載して効率悪化を回避しています。 (urayasu1841さんへ)