実は中国武術は今でも多くの流派が 「中国人にしか教えない」という 保守的流派が多数あります。
補足するなら 日本でも戦前までは 武術の多くは「門外不出」だったのが 実は当たり前だったのです。
ただ実は理由は物凄く単純な事で 「決め技を公開すれば返し技を 編み出されてしまうので秘密にしたい」 と言うことです。
例えば中国拳法の最大の特徴は 「目潰し」「金的」といった急所攻撃な訳ですが もしある拳法の奥義(必殺技)は「目潰し系」と 世間に広まればたちまち 目潰し対策をした道場破りがやってくる というのが昔の武術界の常識で 中国では(とくに田舎では)いまでも そういう武術無法地帯は実際にあるらしいです。
言い換えると 自流派の技を公開している武術は 実はその行為自体が 「もう我が流派は本気の戦闘術と言う意味での”武術”は止めました (=今後はスポーツ競技として武術を教えます)」という表明とも 考える事も出来るので 古風に秘伝主義を守る流派は確かにそんざいしますね。
ただ、これは言い換えると そういった秘密主義流派の場合 秘密にしている技は 意外に極ありふれた単純な物である可能性が 実は大きいのでしょうね。
(あまりに単純な技なので公開すれば 「なぁ~んだよ、そんな技なの?」って 多くの人はガッカリする技かもしれない と思った方がいいと思いますよ) こういった保守主義の存在と その存在する(単純な)理由を踏まえたうえで 「でもこの流派、少し違うなぁ」と 個人的に思える流派は小生には2つあります。
1つは漫画「拳児」のモデルであり 原作者である故松田隆智氏の学んだ 李書文→劉雲樵系列の台湾武壇の一派(蘇 昱彰・徐紀など)と 故李小龍(米名:ブルース・リー)の創始した ジークンドーの一部の門人(全員ではない)。
この2系統の門人は中国以外の海外で 警察や軍隊のインストラクターなどを 実際にしているのは確かなので この関係者の中には 恐らく何名かは使い手(実際の戦闘法に有効な技)を 教える事を仕事にしている可能性が高いとは推測されえますね。
また こういった反保守的 中国武術指導者は 実は本家の中国武術家には 嫌われている傾向があり その辺もまた「信憑性」の感じられる点と 個人的には思っていますが・・・。
(※上の2流派を名乗る人の中にも 使えない人はいるので 全員が信頼できる武術家とは いえないかもしれません点はご注意ください)