今朝の塩屋のバイク事故を通りがかりました。 渋滞の中、少しずつ進んで行くと、最初にレーシングブーツが落ちているのを見て、こりゃヤバいな・・と思いました。 FZ-1なのか、ヤマハのリッターバイクがグッチャグチャでセンターラインに転がっている。 その100m先にはビッグスクーターが転がっているのが見える。 でも路面に付いた擦状痕はたった5m。 ヤマハが宙を舞って、ここに落ちた事は直感した。 山陽電車が線路上で停車し、乗員や職員が走りまわったり、なにやら拾い集めている。 さらに進んで行くと、電柱を支える斜めのワイヤーが著しく傷んでいるのが目に入った。 その下に、ライダーの下半身が転がっていた・・・。 ブーツが脱げた靴下だけの足の裏をこちらに向け、ズボンを履いた脚と尻があった。 でもズボンから上はなく、そこは血溜まりになっていた。 私は咄嗟に上半身を探した。 線路の横にシートを掛けられていた。 ただ、人間の上半身が横たわった厚みではなく、高さ50cm長さ50cmほどになっていた。 シートの中身を想像してしまい、吐き気をこらえるのに懸命だった。 私が通った時は、まだ白バイが1台来ているだけだった。 無線で聴いていち早く来たのか。 私は停車して道路を渡ろうとする白バイ警官に道を譲った。 目が合った。若い白バイ警官は怯えた目をしていた。 凄惨な事故現場で御苦労さまだな・・と思った。 会社に着いてしばらくすると、ネットニュースで情報が入り始めました。 7km先でやっているネズミ捕りをブッチして、白バイが追跡したのだとか。 しかも測定したのはたった32キロオーバー。 この路線は最近、異常にネズミ捕りが多い。 垂水から須磨まで2車線+1車線、須磨から2車線+2車線、兵庫からは4車線+4車線になり、全てにわたってほぼ直線。 50キロ制限の看板が掛かって入るが、朝の時間帯はトラックから軽四輪まで70~75キロで流れている。 本当に50キロで走ったらクラクションの雨アラレだろう。 彼はそこからたった8キロほど速く走っただけ。 大型バイクでは4輪の流れを多少リードする方が走りやすい事はバイクカテの人なら誰でも知っている。 白バイでさえも、獲物を求めてさすらう時には、この道は85キロで走っている。 それを毎日のようにネズミ捕り。 今朝も現場から4キロ先の須磨、さらに4キロ先の長田で連続してやっていた。 みんなウンザリしてるんだよ。。。 ブッチしたのも解らんでもないんだ。 事故現場にいた白バイ警官。 怯えた目をしていたのは、現場のおぞましさよりも、自分がしでかしてしまった事だったんだろう。 人を包丁で刺し殺しても15年。バラバラにして埋めても20年ですよ。 何人も殺って死刑になるにしても絞首刑です。 上下真っ二つのギロチンじゃないです。 それを、たかだかスピードオーバーで、身体が真っ二つになるまで追い詰めてしまった。 我々、素人ライダーでも10年選手にもなれば、ペースを上げて行くと相手がもう限界だな・・というのは判る。 プロの白バイ警官が、相手の限界を感じなかったワケがないんです。 おそらく、事故現場でリッターバイクなら、200キロ出ています。 彼はなんのためにライダーを追いかけ停めようとしたのか? ライダーと周囲の人の『安全のため』じゃなかったんですか? 殺しちゃったら、仕事として、人として大失敗なんですよ。 交通違反は命をもって償うべき罪じゃない。 あの白バイ警官の怯えた目は、 「ネズミ獲りをブッチしやがって、警察サマの威信を傷付けたのは許さん!」 という怒りから、凄惨な結末を目にして、素の1人の人間に戻ってしまった時の怯えだったんじゃないですかね。 【質問です】 殺すまで追い詰めるのは「交通安全」なんでしょうか?