北海道でボルボのs80AWDの購入を考えております。現在マークXの4WDに乗っていて、雪道は問題ないです。 ボルボのs8

北海道でボルボのs80AWDの購入を考えております。現在マークXの4WDに乗っていて、雪道は問題ないです。 ボルボのs8

北海道でボルボのs80AWDの購入を考えております。現在マークXの4WDに乗っていて、雪道は問題ないです。 ボルボのs80AWDは冬道の走行は問題ないでしょうか? 教えて頂けましたら幸いです。 よろしくお願い致します。

最低地上高がマークXで問題ないのであれば、ボルボS80になっても、まずもって問題ないです。但し、性質の異なった4WDシステムなので、その違いをご説明しておきますね。まずは、車種別の説明の前に4WD全般のお話をしておきます。 <パートタイム式4WD> 昔のジープのように通常は2WDのみで走り、悪路を走るときのみ手動で4WDに切り替えるタイプ。4WDにすると前後直結になり低速で深くハンドルを切ると、前後の回転差でタイヤがケンカしてクルマが動かなくなる「タイトコーナーブレーキング現象」が発生します。使い勝手が悪く、特定領域を除いてむしろ危険なため、現在は絶滅寸前です。市販車ではジムニー等に限られています。 <フルタイム4WD>★ 常時4輪にトルク配分しており、オンロード性能にも優れる本格的四駆。アウディやスバルが有名ですが、クロカンタイプのランクル等も今ではフルタイム4WDです。しかしコスト増や重量増を伴うため、より簡素な「スタンバイ式4WD」(後述)が増えています。注意点は、スズキのワゴンR等、原始的なスタンバイ式4WDなのに、カタログに「フルタイム4WD」と背伸びした記載をしているケースがあることです。混同しないようにお気を付けください。 <スタンバイ式4WD>★ 例えば、FFベースの「スタンバイ式4WD」の場合、通常の直進走行では単なるFFですが、前輪が空転すると、前後輪に回転差が発生し、後輪をつなぐ装置内部の油圧が高まり後輪にも駆動力が発生しはじめます。軽量安価に4WD化できるため、今では世の中の四駆の主流になっています。 <モーター式4WD> メインの駆動輪はエンジンが受け持ち、残りの2輪を補助的にモーターで駆動するタイプ。トヨタプリウス4WD、三菱アウトランダーPHEV、トヨタエスティマハイブリッド(e-four)、ホンダアコード(SH-AWD)等が有名です。まだまだ発展途上で、今後主流になる可能性もあります。 今回関係するのは、上記の「★」の「フルタイム4WD」と「スタンバイ式4WD」です。 ■ トヨタ マークX i-Four マークXにはトヨタのFR用四駆システムである「i-Four」が採用されています。i-Fourシステムは「センターデフ式フルタイム4WD」に分類されるものです。マークXは元々FR車ですので「エンジン縦置」で、メインの駆動輪は「後輪」となっています。i-Fourの前後輪のトルク配分は「前30:後70」が基本で、電子制御により「前50:後50」まで変動します。乗り味はFR車そのものだと思います。 クルマの駆動輪の左右の間にはデフギアが装備されており、エンジンの出力は一度このデフギアに伝わり左右輪に分配されます。このデフギアは優れものでコーナーで左右輪に回転差があってもそれを抵抗なく吸収してくれます。このデフギアを前後輪の間に装着したのが「センターデフ」です。エンジンからの出力はこのセンターデフに直結しており、ここから前後輪に分配されます。その際にトヨタのi-Fourシステムの場合は前輪に30%/後輪に70%の比率でトルクを伝えており、後輪が滑った時やコーナーの立ち上がりなどで、前輪への駆動力の比率を高めます。こんな感じの制御をイメージしていただければと思います。 実際にアイスバーンでアクセルを踏むと一瞬後輪がズリっと滑るのですが、それは後輪偏重トルクだからです。実際には、そこからトラクションコントロールが働きエンジン出力を絞ると同時に、i-Fourシステムが前輪にトルクの配分を強めて前50:後50にして前後輪を直結に近づけます。なので、しっかりと4WDとしてのトラクションが掛かると思います。VSCをカットするとご機嫌なドリフト走行が可能であるのもFRベースの醍醐味ですね。 <マークX 4WD> ・エンジン縦置FRベース ・センターデフ式フルタイム4WD ・前後トルク配分=30:70~50:50 ■ ボルボ S80 AWD ボルボS80は基本は「エンジン横置」のFF車で、エンジンの出力は「前輪」に直結しています。後輪までプロペラシャフトは伸びているのですが、通常走行はほぼFFで走行し、前輪が滑った時などに後輪の駆動力が強まる「トルク・オン・デマンド型スタンバイ式4WD」に分類されます。マークXのようにセンターデフは持たず、エンジンの出力は前輪直結。後輪へのトルク伝達を担うのは「ハルデックス・カップリング」という油圧装置になります。センターデフ式フルタイム4WDの方が本格的な4WDシステムなのですが、ハルデックス方式は簡素なシステムながら、確実な走破性を持ちます。 ハルデックス社の説明によると、発進時は80Nm(8.2kg-m)というわずかなトルクを後輪に配分しています。これによりアクセル開度が少なければ前輪が空転することを防いでいます。通常の直進走行では「前95%:後5%」のトルク配分となっており、ほぼFFで走行しています。こちらも状況に応じて「前50%:後50%」まで変動します。結果、きちんとした4WDとしての性能を持っています。 このようにエンジン出力はメイン駆動に直結しており、必要に応じて残りの2輪に駆動配分する方式を「トルク・オン・デマンド型4WD」といいます。この「トルク・オン・デマンド型」でもスバルの「ACT-AWD」というシステムは「前60:後40」を基本とする「フルタイム4WD」なので、「トルク・オン・デマンド型フルタイム4WD」に分類されます。一方、ボルボのハルデックス方式はリアへのトルク配分は5%とわずかであるため、フルタイムと呼ぶには不十分とすることから「トルク・オン・デマンド型スタンバイ式4WD」といわれます。それでも、通常のスタンバイ式に比べて遥かに高性能です。もともとFFは前輪の回転力で障害物を掻き登ったり掻き壊す働きがあるので雪道に強いです。雪道では十二分に活躍します。 <ボルボS40 AWD> ・エンジン横置FFベース ・トルク・オン・デマンド型スタンバイ式4WD(ハルデックス式) ・前後トルク配分=95:5~50:50 こうした特性をご理解いただいておくと、雪道運転時の駆動制御のイメージのご参考になると思います。何かご不明な点などございましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

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