日本の高速道路の設計基準で6%の最大勾配を、最高制限速度の100km/hで余裕を持って走行するためには、平坦路で180km/hを出せる能力が必要となります。
これが、自工会で自主規制180km/hが決まった技術的な理由です。
これに基づき、メーターは180km/hまで刻まれています。
以上が、自動車メーカーの公式見解です。
諸外国(主にEU圏内)では最高速度が130km/hと法律で規定されている国が多く、この場合には260km/hまでのスケールが必要になるわけです。
だから、ドイツ車を始めとした輸入車は260km/hスケールとなります。
速度リミッターを付けた場合、付ける必要が無い(自工会に加入していない)輸入車との性能差が生じてしまいます。
これは、利益率の高い高価格帯の車において、販売で負けることを意味しています。
(自動車メーカーの存続に関わる) 法律で規定したら…過去に100km/hで鳴る「キンコン」をご存じでしょうか? 非関税障壁として、欧米諸外国からかつて吊し上げられたモノです。
100km/hでリミッターなんか付けたら、貿易摩擦が再燃し日本車の輸出が出来なくなります。
すなわち、日本人の生活レベルが大きく下がることになるわけです。
年収100万円とか200万円でいいのなら、みんながそれで納得できるのであれば、それでもいいでしょう。
ただし、物価は世界連動しますから下がりませんよ。
今、高速道路の最高制限速度を120km/hへ引き上げが検討されており、180km/hの自主規制もどのメーカーが先に破るのかというのが時間の問題になっています。
(ちなみに280馬力自主規制を最初に破ったのは、役所とのパイプが太い三菱自) 高性能な日本車では、260km/hや320km/hスケールのメーターも検討されています。
あなたの考えとは、逆の方向へ向かっているのが現実です。
今、大型トラックには90km/hのスピードリミッターが付いており、これ以上の速度が物理的に出せません。
これが、深夜の渋滞の元凶になっていることからも、制限速度以上の能力が必要なことは判るはずです。
乗用車に100km/hのスピードリミッターが付いたら、高速道路が「高速」では無くなり使い物にならなくなります。
あとは、ドライバーのモラルの問題です。
自分自身にリミッターをかけられるかどうか、何でもかんでも法律で規定することが良いこととは限りません。