コンパウンドクロスボウの質問です

匿名さん

コンパウンドクロスボウの質問です。
クロスボウで熊の狩猟は可能ですか？可能なら何ポンドのクロスボウで可能ですか？ 日本国内での弓等での狩猟は禁止なのは解っておりますので、法令等の回答は不要です。

米ミシガン州の高校生、ジェシカ・オルムステッドさん（１７）が先月、家族と訪れた カナダのオンタリオ州オーバで狩りを行い、体重４４８ポンド（約２０３キロ）のクマを 仕留めていたことが分かった。
２８日、ＡＰ通信が伝えた。
オルムステッドさんは１６ヤード（約１４．６メートル）の距離から複合弓を引き、 見事に矢を命中させたという。
３０年以上、狩りを教えている父親のティムさんは 「優秀な生徒です」と笑った。
このようなニュースが2010年に報道されました。
写真も掲載されており、女性の体格は17歳の標準的な体格のようにも思えます。
この事から、 ・結論として、弓矢での世界最大級の熊の狩猟（殺害）は可能である。
・手で弓を引くタイプのコンパウンドボウで、体格が良いとは思えない少女の力であることから、あっても60ポンド前後の威力しかないと思われる。
少なくとも、それ以上の威力や射程を持つ狩猟用クロスボウなら、威力としては申し分ない。
という事が類推されます。
なので、「60ポンド以上のクロスボウで、熊は狩猟可能」という事が言えると重います。
ただし不確定要素として、 ・コンパウンドボウを狩猟に使う利点は、速射性。
矢は小さい範囲を刺傷するだけですので、単発の弾丸同様さほど殺傷力が高くありません。
この殺傷能力の低さが、日本における弓矢での狩猟を禁止する理由の一つでもあります。
その為、数本の弓を短時間で当てることで熊を仕留めた可能性があるのではと考えられます。
高威力なクロスボウは装填に時間がかかるので、一発を撃ったら下手をすれば1分以上手間がかかるかもしれません。
その間、熊が逃げたり追いかけたりするかもしれません。
（ちなみに狩猟用ライフル弾は、当たった瞬間内側で破裂する弾丸を用いています。
大量の失血や広範囲に破壊をもたらすショットガンが用いられてもいます） ・クロスボウは高威力で射程が長いですが、熊の出没する地域は基本的には森であり、非常に多くの遮蔽物が密集しているので、遠距離射撃が困難な場合が多いと考えられます。
その場合、威力も射程距離の有利さが活かせない場合があるでしょう。
事実、このニュースの事例では少女は15メートルの至近距離で射撃しています。
この事から、高威力のクロスボウより、コンポジットボウのほうが熊の狩猟において有利だった、という状況が考えられますから、 成功率や確実性と言う観点で言えば、 「クロスボウでの狩猟は不可能ではないが効率的とは限らない」と言えるかもしれません。