匿名さん
イチローの中にアドラーがいませんか? 4257安打を放ったイチローの会見を聞いた。
言い回しや表現がいつも独特で解釈が難しいが、アドラー心理学のフィルターに通せば、少しは分かるよう な気がした。
-----◇◇----- アドラー すべての悩みは対人関係 【↓】 イチロー (メジャー)16年目なんですけど、アメリカに来て、途中チームメート、同じ仲間であっても、しんどかったことはたくさんあったんです。
アドラー 他者からの評価ばかり気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになる 【↓】 イチロー (ローズの批判に)そういう人がいた方が面白いし。
大統領の予備選を見たって、そうじゃないですか。
それが人間の心理じゃないですか。
今回のことで言ったら、僕は冷めてましたね。
冷めてるところがあったので、なんか変な感じはありましたよね。
アドラー 自由とは、他者から嫌われること 【↓】 イチロー 苦労は見せたくないでしょう。
そんなん見せたいヤツ、誰がいる? 上原と野村さん以外いる? 自分で雑草とか言う人は見せたい人だから。
アドラー 自分の信じる最善の道を選ぶ 【↓】 イチロー ここにゴールを設定したことがないので、実はそんなに大きなこと、という感じは全くしていない。
アドラー 劣等感はマイナスではなく、成長への欠乏感 【↓】 イチロー 子供のころから、人に笑われてきたことを常に達成してきた自負がある。
笑われてきた悔しい歴史が、僕の中にはある。
アドラー 他者を仲間とみなし、自分の居場所があると感じる『共同体感覚』が大切。
【↓】 イチロー チームメートとして最高、とハッキリ言える“子たち”です。
年齢差から言えば。
本当に感謝しています。
-----◇◇----- アドラーは、人の目や評価にビクビクして生きることを、実に気持ちよく否定している。
窮屈な今の日本にマッチしているから受け入れられたのだと思う。
ずいぶん自分本位な主張じゃないかと言えば、決してそうではない。
弱さを認め、いつも周囲を思いやりながらも、芯を何よりも大切にして生きる。
理論の大前提が胸に落ちる。
舛添要一都知事の話題にも触れていたが、イチローは、人に嫌われるように言葉を選んでいる…とすら聞こえる時がある。
最多安打の論争も、アウト・オブ・眼中に聞こえた。
その一方で、劣等感を認め、大きな力に変えている。
仲間への感謝を口にする穏やかな顔も印象的だった。
アドラーの思考を目指そうにも、怠惰な私はこの先も届かないと思う(そんなに目指してもいない)。
境地に至るまでにはすさまじい葛藤と努力があるはずで、乗り越えた人の心に翼が生え、ユートピアにたどり着くのだと思う。
アドラー心理学を実践している人間に、マリナーズでイチローとともにプレーした佐々木主浩氏がいる。
【宮下敬至】 ■ 人生の悩みを消し去る勇気を持つために アドラーの心理学がブームになっている。
韓国などではすでに超人気でアドラー本が売れに売れているが、ここに来て日本にも多くのファンが誕生している。
その背景には一向に良くならない経済環境、将来への不安、そして企業が成果主義人事を徹底させるようになって働く人の気持ちに余裕がなくなってきていることなどが挙げられるだろう。
人工知能やロボットの発達で人間の職業は今後、次々と機械に取って代わられる危険性もある。
そうした厳しい時代を私たちはどのように生きて行くべきなのか――。
実は、厳しい時代は何も今に始まったことではない。
人間の長い歴史の中で厳しくない時代を探し出す方が難しい。
組織の中でしか生きることができない人間にとって、いつの時代も悩みはついて回るのだ。
だからこそ、時代を超えてアドラーは私たちに多くの的確な示唆を与えてくれる。
アドラーの心理学を学ぶことで、今まで悩み続けていたことが、目から鱗が落ちるように解決される場合も多い。
日本におけるアドラー心理学の第一人者、岸見一郎さんにアドラー心理学の真髄を聞いた。
以下は岸見さんのお話である。
■ アドラーが注目する3つの点 アドラーは、「人間の悩みは1つの事柄に行きつく。
すべて対人関係の悩みである」と断言しています。
そのうえで、次の3点に注目し、「より大きな共同体の声を聞け」と説いています。
1.怒りとは出し入れ可能な道具である。
2.他人は、あなたの期待を満たすために生きているのではない。
3.自由とは、他人から嫌われることである。
赤面症の少女をカウンセリングしたことがあります。
その子に「もし赤面症が治ったら何をしたい?」と聞いたら、「男の人とつき合いたい」と 赤面症であることを理由に人生の課題から逃げているわけです。
そこで、「人生の目標を変えてみよう」とアドバイス