現在、NA8C、VRリミテッドを所有している者です。 NA型でも、後期モデル(NA8C)では、濃色カラーに塗られている車体が増え、それらはドア下(サイドシル)部分がマットブラック塗装になっていないものもあります。 全グレード(限定車なども含め)全カラーを完全に比較網羅したことはないので、どのボディ色のサイドシルがマットブラックになっていないか全て列挙はできませんが、僕の知る限りでは、NA8Cのブリティッシュグリーン(Vスペ色)のスペシャルパッケージ、紺メタリック、ダークグリーンメタリック/小豆色メタリック(VRリミテッド色)などのサイドシルはボディと同色でした。 ただ、イエロー(Jリミテッド色)、ホワイト、レッド、シルバー、ライトグリーンメタリック(SRリミテッド色)などのサイドシルはNA8Cでもマットブラックが純正色ですので、ホワイトのサイドシルが白くなっている車体はカスタムor修理による変更が有ったと判断できますね。 修復歴の定義として、サイドシルは表面の板金修理(凹み修復や再塗装)だけなら修復歴にはなりません(後で問題にされないための用心に、その程度の修理でも修復歴として記録する店も存在しますが、一般的にはサイドメンバーまで交換や修復になっていなければ修復歴にはなりません)。 保管環境が悪かったユーノスロードスターは前後フェンダー下端やサイドシルに水気がたまって内部から腐食していることも多いので、腐食がひどくならないうちに板金修理されている個体も少なからずありますので、この部分が一度も修理されていない個体(修理が必要なのに放置されていたものは含まず)はかなり稀少(快適環境のガレージor倉庫などに保管されていた)といえますね。(※おそらくそのような個体はボディの他の部分の傷みや日焼けも少ないだろうと推察できます) 結論として、ユーノスロードスターのサイドシルがボディ同色になっている=修復歴…とは限らないので、そのボディカラーのサイドシルは本来何色であるのが正しいかを調べ、修理・再塗装されている場合はサイドメンバーまで修理が及んでいるか否か見極められる知識が、正しい判断をするためには必要になると思います。 もし自分で判断するのが難しい場合は、時間がかかっても信頼できるお店をじっくり探す&少しでも不審だと思うお店・車体は買わないこと、ですね(^^) 以下余談です、 ユーノスロードスター(NA)もすでに20~25年以上経過している準クラシックカーですから、ぱっと見&軽い点検だけでは内包するトラブルをすべて見極められるものではありません。前述したようなボディや内装などがとても綺麗で走行距離も少なめな個体でも、内部の各種パイプやブッシュなどがカチコチになっていて納車まもなく破裂・破断してしまった・・・などということも起こりえます。 逆に、多少見た目に難ありっぽくても、主な部分にちゃんとした整備・修理がされているもののほうが安心…という場合もありますので、NAのどこがどのように傷みやすく、そしてどのように修理されるのが適切か等々、正しい知識見識を得て各個体ごとの状態を自分の目で見極められるようにすることが、クラシックカーと付き合うためのスタンスとしては大事だとおもいます。 それと、修理・故障の発生そのものを「突然つきつけられた謎を解く」ように楽しめるくらいの「気持ち&おサイフの余裕」も必要ですね。 ユーノスロードスターはいわゆる「旧車」にくらべれば故障も少なめで維持費も安いほうですが、車検以外の整備・修理に20~30万円/年くらいの予算は用意しておくほうが良いと思います。