最近のクルマは燃費性能を重視しているため、無駄な排熱が減りました。内燃機関の暖房はこの排熱を利用していますので、このところの新型車両は暖房かけてから暖まるまでに時間がかかる傾向にあります。新型ムラーノの新型は2.5Lスーパーチャージャーなのか、ハイブリッドなのか、米国仕様の3.5Lのまま売られるのかわかりませんが、これらも同様にヒーターかけ始めの効きは、今お乗りのムラーノよりも悪いと思います。エンジンが十分に暖まってくれば問題なしです。 アウトランダーPHEVもプラドもRXもNGですか!パワー感では、CX-5のXDはなかなかですが、これも暖房の暖まり方が遅いですね。すでにご検討されて対象外になっているかもしれませんが、条件に合致するのは「スカイラインクロスオーバー 370GT four」か「スバルフォレスターXT」しかないですね。 ■ スカイラインクロスオーバー370GT four 3.7Lですから出力/トルク=330ps/36.8kgf・mと十分ですね。ヒーターもよく効きます。問題はムラーノよりも室内やラゲッジが狭く税金が高いことですね。しかし、エンジン縦置のFRベースの4WDでもあり、基本的な走りはドイツ車のように上質です。4WDシステムはアテーサE-TSというもので、これは通常走行は後輪駆動、後輪が滑ったりコーナーの立ち上がりで前輪が補助するタイプなのでFRベースのスタンバイ式4WDです。フルタイム4WDではありません。アスファルトや圧雪路ではFR的な動きをするので楽しめると思います。 ちなみにムラーノは、エンジン横置のFFベースのスタンバイ式4WDで、これはスカイラインクロスオーバーとは逆に、通常走行ではFFで走り、滑ったときのみ後輪が補助する仕組みです。 ■ フォレスター XT ご存知、2Lターボで280PS/35.7kgf・mです。車格はムラーノよりも落ちますが、運動性能に関してはかなりハイレベルで、クロスオーバーとは思えないフットワーク。暴力的ともいえる加速をする点も別格ですね。しかも税金安い。エンジン縦置で正真正銘のフルタイム4WDです。雪道に頻繁に行かれるのでしたら、ちょっと雪面のある広場で振り回してみると、それほどの腕がなくても4輪ドリフトに持ち込めるほどです(横滑装置カット時)。スカイラインクロスーバーもフォレスターのような運動性能を持ちますが、こうした挙動はムラーノ4WDにはないので、雪道の運転そのものがアミューズメントになります。もちろん普通に運転すれば普通に安定して走れますので、コントロール幅が広いということなのでしょうね。ハイパワーターボ(ダウンサイジングターボでない)ですから暖房の効きもいいです。これも恐らく、次期型ではアウトバックのように牙を抜かれてしまうので、新車でお求めになるならチャンスと思います。 その他、輸入車含めると色々と魅力的な車種があります。圏外かもしれませんが、載せておきますね。それほど維持費もかかりません。 ・グランドチェロキー(ラレード) 495万円 ・エクスプローラーXLT 489万円 ・BMW X1 28i 513万円 ・VOLVO XC60 T5 519万円 また、ムラーノの新型も日本で発売されると思うので、もう少し待ってみるのもいいかもしれませんね。