元近鉄の伊藤博文選手を知ってますか? 1959年 大分県下高校野球界で好守強打の大型三塁手として知られていた大分市私立大分高三年伊藤博文選手(17)は、かねて近鉄の加藤スカウトから入団をすすめられていたが、一日「できるなら近鉄バファローで活躍したい」とはじめて態度を明らかにした。甲子園大会大分県予選がはじまる一か月前の七月はじめ、大分市営球場で同選手の鋭い打撃ぶりを見た加藤スカウトがたえず連絡をとっていたもので三日から大分県中津市営球場で行われる高校野球秋季中央大会に出場するのを機会に加藤スカウトか今久留主スカウトと中津市で落ち合い正式に回答することになっている。伊藤選手は身長1㍍79、体重78㌔の恵まれた体格。右投右打、とくに長打力には定評があり、近鉄入りはレフトに強引に引張るバッティングを買われたもの。今シーズンの平均打率は・320。昨年までは投手だったが打力を認められて四番に固定している。大柄だが身体はやわらかい。とくに遊撃よりの球さばきにうま味をみせている。 西村大分高校野球部監督の話 近鉄から話があった当時から本人は乗り気でいます。野球部創立六年間にはじめて伊藤君がプロ入りするわけですが、伊藤君ならりっぱにプロ球団で働けると思う。 伊藤選手の話 いろいろ考えましたが、西村先生とも相談して近鉄に決めました。家族も賛成していますし、先生方や部員の期待にそいたいと思います。