輪島功一さんが メイウェザーやパッキャオと 戦っていたら、どうなっていたでしょうか?

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1970年代前半~半ば当時のレフェリングと採点基準、当日計量+15R制なら、輪島会長が勝つんじゃないかと、最近はそんな風に思うことが多い。 「(スピード練習のために)フライ級の選手とスパーリングをよくやっていたが、速さで負けたことがない」 現役時代をそんな具合に振り返る輪島会長。実は体全体の動きも含め、抜群に速かった。サイズ的にパッキャオとほぼ同じ小兵(身長は若干輪島会長が優る)ですが、運動量も豊富でスタミナは無尽蔵。 トリッキーな変則戦法、型破りなフェイントと目くらましのムービング・センスにばかり注目が集まりがちですが、鋭い踏み込みからショートストレートやアッパーのカウンター1発で倒す、優れた技とパワーも併せ持っていた。 目一杯増量しても、147ポンドのウェルター級リミットでの前日計量が限界(当日のウェイトは149~150ポンドが上限)のパックマンとは、完全にウェイトが1階級違う。12R制なら、パックマンに小差の判定を譲る可能性もかなりあるでしょうが、15R制ではどう展開が変わっても不思議はありません。 互いに好戦的で手足が速く、手数も運動量も多い。しかし、より直線的なのはパッキャオ。輪島会長が最も得意にした老獪な駆け引き、相手の出足を読んでタイミングを外す目と勘の良さに、全米の識者とマニアが称賛を惜しまなかった”Pacquiao's Angle(ボディワークとステップインを融合しパンチに多彩な角度と変化を付ける)”も、その真価を容易に発揮できない。 パッキャオのスタミナがきつくなってボクシングが雑になり出すと、輪島会長独特の間合いと低い態勢から放つカウンターが奏功し、”東洋の奇跡”がキャンバスに落ちる衝撃のシーンが訪れるかも・・・・・ 150~151ポンドで前日計量の秤に乗り、ほぼ同じウェイトでリングに上がるメイウェザーとも、ウェイトではナチュラルなJ・ミドルの輪島会長が有利。 身長ではマネー・メイに数センチ譲り、リーチは10cm以上短い。 現在のラスベガス・ディシジョン、ホールドによる接近戦潰しを容認するレフェリング、前日計量+12R制なら、抱きつき戦術のみならず、エルボー、プッシング、肩からの体当たり等々、やりたい放題が許されるマネー・メイが中差以上の判定勝ち。 しかし輪島会長の時代のスタンダードなら・・・・・ マネー・メイの露骨なまでの消極策にポイントは与えられず、ホールディングによる接近戦潰しにも、容赦ない反則のチェックが入る。苦しくなると肘や頭で顔をこすり上げ、プッシングやヘッドロックまで繰り出すメイウェザーには、減点が不可避と考えざるを得ない。 手数と運動量を限界までセーブし、打ち終わりをタッチしては逃げる省エネ・安全策でなければ、12Rを乗り切ることができないメイウェザーのスタミナ。15Rの長丁場を到底耐え切れず、最もきつい10R以降のラスト5ラウンド、輪島会長がいよいよ本領を発揮する。 頭を低くして体を振り、前後左右に動き回りながら前進を繰り返し、読みづらい間合いと角度から予期せぬパンチで襲いかかる。さすがのメイウェザーも手数を増やさざるを得ず、自慢の命中精度はミゲル・コット戦以上に劣化し、ガス欠でクリンチにいけばレフェリーの警告に遭い、ゆっくり休憩を取ることもかなわない。 それでもなりふり構わぬ抱きつき策を採り、どうにかこうにか判定までは粘るでしょうが・・・・

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