まずはエクシーガCO7のホイールスペックのご確認から・・・ <純正ホイール&タイヤ> ・17×7.0J+48 ・PCD100×5穴 ・車体側センターハブ径 56.0mm ・ホイール側ハブ穴内径 56.1mm ・タイヤ 215/50R17 91V クロスオーバー7はインチアップの事例がほとんどないので、ご自身で計測する方法をお知らせします。今後とも役立つと思いますので、覚えておかれると便利です。 ■ ツラ出しできる寸法を調べる 長さ30cmぐらいの細いヒモに5円玉を括りつけたものを用意し、クルマを平らな場所に停めます。フェンダーの頂点からタイヤやホイールのまでの距離を測っても意味がありません。車検では、タイヤの外周の頂点から前方30度、後方50度の範囲がはみ出してはいけはいけないことになっています。これは言葉では難しいので図を添付しますのでご参照ください。この30度~50度の範囲にヒモをマスキングテープ等で貼り付けてタイヤからヒモ、ホイールからヒモまでの距離をはかります。ホイールの中心がフランジ(ホイール外周)より出張っているホイールはそこが計測点になる場合があります。 ここで計測した結果、例えばタイヤが一番出っ張っている部分で、ヒモからタイヤまでの距離が30mmあれば、それがツラ出しできる最大値となります。 ■ ホイールの選定 クロスオーバー7の場合はローダウンすることはないと思いますが、もしもローダウンの予定がある場合は、先にローダウンをしてからホイール選びをします。ローダウンするとネガティブキャンバー(車体を前後から見てタイヤがハの字)が強くなる車両が多く、車輪がフェンダー奥に引っ込んでしまうからです。その度合に個体差があるため現車合わせが基本となります。 さて、ホイールですが、ツラ出しの寸法は「インセット」と「リム幅」により決まります。 リム幅の中心位置にハブ取付面がある場合がインセット0mm(ゼロセット)です。純正ホイールのインセット48mmというのはリム幅の中心位置から48mm外側にハブ取付面があるということです。リム幅を変えずにインセットを48mmから40mmにした場合、ホイール全体が外側に8mm移動することになります。当然、ツラも8mm出っ張ります。 次にリム幅ですが、これはインチ表示になっており「1インチ=25.4mm」で計算します。純正ホイールはリム幅7インチですが、これを7.5インチにする0.5インチ=12.7mmリム幅が広がります。インセットが同じ48mmであれば、内側にも外側にも6.35mmずつ広がることになります。 例えば、純正の7.0J+48から7.5J+40に交換した場合は、リム幅は内側にも外側にも6.35mmずつ拡大します。インセット減少でホイール全体が8mm外側に移動します。結果、ホイール内側は1.65mm空間が広がり、外側は14.35mmツラ出しすることになります。全てこの計算が基本となり、タイヤ幅や銘柄によって異なるリムプロテクターの出っ張り度合で数mmツラの出方が変わってくるということです。 今回のご質問には交換するホイールのリム幅は7.5インチと書かれていましたが、インセットの記載がなかったので明確な回答ができないのですが、上記を参考に計測し、計算してみてください。明確な答えが出てくると思います。 ツラ出しをする正規の方法は、純正ホイールのインセットをあまり変えずにリム幅を拡大する方法です。サスペンションは純正ホイールのインセットを基準に設計されているので、インセットを大きく減らしてツラ出しをする方法はサスペンションの性能が落ちてしまいます。変更しても最大10mm程度までです。従ってエクシーガCO7の純正インセットは48mmですから、インセットは40mm前後までというイメージでホイールを選んでください。以下、いくつか例を記載します。 純正の7.0J+48から・・・ 7.5J+48で6.35mmのツラ出し 7.5J+40で14.35mmのツラ出し 8.0J+46で14.7mmのツラ出し 8.0J+40で20.7mmのツラ出し 8.5J+47で20.5mmのツラ出し 8.5J+42で25.5mmのツラ出し ■タイヤの選定 タイヤを選ぶ基準は以下の4点です。 ・外径 ・リム幅の適合性 ・耐荷重性能 ・銘柄の性質 <外径> 外径を純正と近似値にする必要がありますが、それはメーターの誤差を少なくするためです。車検では、車載メーターで40km/hの時の実速度との誤差をはかります。概ねメーターが40km/h時のときに、実速度が-20~+6%(約31~42km/h)の範囲に収まっているかどうかが車検パスの基準です。純正タイヤでも実速度との誤差があります。それも含めて純正タイヤ比3%程度の範囲に留めておくのが目安と思います。 ・純正:215/50R17 外径647mm ±0% ・候補1:215/45R18 外径651mm +0.6% ・候補2:225/45R18 外径660mm +2.0% 候補2の225/45R18でも+2%の誤差ですから外径に関しては車検は問題ないということです。 <リム幅の適合性> タイヤサイズに適合したリム幅を選びます。タイヤカタログの外径表示は標準リム装着時のもので、装着するリム幅が太くなるほど横に引っ張られて外径が小さくなります。基本的に適合リムの範囲なのですが、タイヤの性能を引き出すという意味では、標準リムまたは標準リムより少し太めのリム幅の方が適しています。以下、候補のタイヤとリム幅の関係を見てみましょう。 ・215/50R17 標準リム7.0 適合リム6.0~7.5 ・215/45R18 標準リム7.0 適合リム7.0~8.0 ・225/45R18 標準リム7.5 適合リム7.0~8.5 7.5Jに215/45R18でも225/45R18でも問題なしですが、正規のインチアップでは225/45R18が正解です。何故かというと、インチアップをするとタイヤの前後方向の接地面積が減るので、その分をタイヤ幅を拡大して補う必要があるからです。なので、純正の215/50R17と225/45R18の接地面積はほぼ同じです。215/45R18は純正よりも接地面積が減ります。但し、単純に乗り比べると215/45R18の方がハンドリングの切れ味は良く感じると思います。一方でオフロード性能を求めるならばリム幅に対して太めのタイヤということになります。 <耐荷重性能> 耐荷重性能はロードインデックス(以下「LI」とします)で表します。純正タイヤは215/50R17 91Vですが、この「91」という値がLIになります。タイヤ内の空気の容量が多いほど耐荷重が高くなるので、より高いLIの値が割り振られます。インチアップをすると車輪全体ではホイールの体積が増えるかわりにタイヤ内の空気量が減るため、ロードインデックスが下がってしまうのです。空気圧を高めることで耐荷重性能を高めることができるのですが、通常のタイヤは空気圧240~250kPaまでの性能保証となっています。そこでタイヤメーカーではより高い空気圧を入れられる「エクストラロードタイヤ」(=レインフォースドタイヤ)というものが設けられています。こちらは290kPaまでの性能保証がされており、タイヤサイズの末尾に「XL」という文字等が追加されます。以下のように、普通のJATMA規格のタイヤとエクストラロード規格のタイヤでは同じサイズでもLIの値が異なります。 ・215/50R17 →LI91or95XL ・215/45R18 →LI89or93XL ・225/45R18 →LI91or95XL 先ほど<リム幅の適合性>のところで正規のインチアップは225/45R18とお伝えしましたが、接地面積だけでなく、耐荷重性能も純正と同じ値になっていることがご確認いただけると思います。タイヤ幅が広がることでタイヤ内の空気容量も増えているためです。インチアップによりタイヤ幅を広げる所以です。上記に登場する各LIの耐荷重能力は以下の通りです。 ・JATMA 89 580kg/240kPa ・JATMA 91 615kg/240kPa ・ETRTO 93XL 650kg/290kPa ・ETRTO 95XL 690kg/290kPa エクシーガCO7の車両総重量は約2,000kgです。荷重負担は前輪:後輪=60:40程度なので、前輪:後輪=1200kg:800kg程度ではないかと思います。となると前輪は約600kg/輪の耐荷重が必要ということになります。ということは215/45R18でもJATMAのLI89ではちょっと耐荷重性能が不安ありますね。もしも215/45R18を選ぶならばETRTO 93XLを選んでください。225/45R18は何を選んでも問題なしです。なお、車検ではいずれも問題なしです。 <銘柄の性質> これは語るまでもなく、スポーツタイヤかコンフォートタイヤかエコタイヤかといった選択です。車種の性格やお好みに応じて選んでください。 長くなり失礼いたしました。 何かご不明な点があれば追加でご質問ください。