子供が通っている合気道についての質問です

匿名さん

子供が通っている合気道についての質問です。
海外在住で、日本人の先生が開催している合気道教室に通っています。
週に１回で１時間のレッスンです。
流れは、くつをぬいで、あいさつ、正座して正面に礼、準備運動、ベルトの色ごとにだいたい分かれて、型やわざ？の練習、あいさつ、そうじ です。
遅れてくる子もたくさんいますが、おとがめなし。
練習中に私語しまくり、ふざけている子もいますが、よっぽど度が過ぎている場合でなければ、おとがめなし。
昇段試験は子供のうちはポイント制みたいな感じで、 定められた回数レッスンに出てさえいれば、まず落ちるということはない様子。
４人ほどいる先生に対し、圧倒的に子供の数が多いので、 順番に見てもらうと待っている時間が長く、 汗ひとつかかずに、息もあがらずにレッスンがおわります。
そして子供は楽しいといってルンルン気分で通っています。
いろんな意味でゆるーい感じになっております。
笑い声のたえない道場です（笑） こんな合気道もアリなのでしょうか？？？ 武道といえば、テクニックももちろんですが、 礼儀を学び精神を鍛えるものだという先入観があったんですが、 もう時代はかわったというか、そういうのは古いのでしょうか。
続けさせるべきか否か、とても迷ってます・・・ 子供が通う合気道の道場の条件として、これだけは譲れない！というものがあれば、教えてください。

個人的経験による感想ですが、合氣道の子供教室は、柔道や剣道、空手などのソレとは雰囲気がかなり異なることが多く、まさしくあなたがおっしゃるような雰囲気のところが多いです。
合氣道は技術的にかなり高度なので、小さな子供が技術を学ぼうとしても難しいものです。
キホンのキの動きすら子供たちにはかなり難しいのです。
しかも関節技なども多く、体ができていない子供が実施するには不適切な技も多いし、関節技による怪我は深刻な怪我になりかねません。
（恐らく教えないと思います） 合氣道は、身体ができはじめ、自分である程度思い通りに体を動かせるようになる高校生（10代後半）位から始める方が、学習面でも安全面でも学びやすいものなのです。
さらに、その目指す精神的な目標から、号令をかけ一糸乱れぬ集団動作を目指す・・・というものでもないし、徒に汗をかけばいいというものでもなく・・・。
厳しさで自由闊達さを封じ込めるものでもなく・・・。
（このへんはご自分で体験し、合氣道の精神性に触れないとわからないと思いますが） 結果論的に、あなたのお子さんが置かれている環境は特殊ではありません。
合氣道の子供教室ではよくあることです。
余談ですが、将来にわたって長続きする嗜みを得ようとするなら、習いはじめのころに、どれだけ「楽しかったか？うれしかったか？」の体験・記憶が重要になります。
実際、「スポーツ選手も芸術家も、一流の人は、その習い始めにおいて、『楽しい！・うれしい！』という感想を抱いていた人が大半」です。
楽しい気持ちがなく、喜ぶこともなく、ひたすら痛く厳しく、恐怖の下で習い事をさせられた子供というのは、その後才能が開花することも、学んだことによるプラスの影響もない（ひどければトラウマや恨みを抱く）というのが、習い事の共通事項のようです。
お子さんの教室がおっしゃるような状況でも、挨拶をしっかりすることや怪我に対する配慮など、外してはいけないところが守られているのであれば、その教室は十分に魅力も価値もあるところだと思います。
笑い声が絶えない。
人の道に外れていないのであれば、子どもを見守る大人として、これ以上望むモノもないと思います。