いくつか方法ありますが、その方法をご理解いただくために、最初にご確認事項や注意事項がございます。
質問者様の情報も少なく、どの程度まで把握されているのかがわからないため、釈迦に説法な内容でありましたらご容赦ください。
■ ボルトピッチ 車体側のセンターハブ径が56.0mmの車両となると、以下のいずれかの車種に当てはまると思います。
<センターハブ径56.0mmの国産車> ・ホンダ PCD100×4穴 M12×P1.5 ・三菱 PCD100×4穴 M12×P1.5 ・スバル PCD100×5穴 M12×P1.25 一方、トヨタのホイールで、車体側のセンターハブ径が54.0mmに該当するのは以下の2パターンです。
<センターハブ径56.0mmのトヨタ車> ・トヨタ PCD100×4穴 M12×P1.5 平面座ナット ・トヨタ PCD100×5穴 M12×P1.5 平面座ナット もしも車両がPCD100×5穴のスバルの場合、トヨタの平面座ナット仕様のホイールを装着することはできないということです。
理由は平面座ナットはほぼホイール専用となっているため、そのトヨタのホイールに付属しているナットしか利用できません。
トヨタのナットサイズはM12×P1.5ですので、スバルのM12×P1.25にはネジ山ピッチが異なり装着できません。
日産のM12×1.25の平面座ナットを用意しても、トヨタのホイールのナット座の寸法には適合しないのですね。
なので、もしも装着する車両がスバルの場合には、ホイール加工業者にてボルト穴加工をするか、車体のハブボルトをM12×P1.5に打ち替えるか、あきらめるかのいずれかとなります。
平面座ナット仕様のホイールに、無理矢理テーパーナットや球面座ナットを使って絞めても、やがて緩み車輪が脱落する恐れがあります。
もっとも、車両がホンダや三菱であれば問題ありません。
■ センターハブ 車体側のセンターハブ径が56.0mmの凸の車両の場合、純正ホイールのハブ穴内径は56.1mmの凹という精度で噛み合うように設計されています。
この凸凹が噛み合うことにより、ホイールセンターを合わせるだけでなく路面の衝撃からハブボルトの折損を防ぐストッパーとなります。
なので、必ず何かしらの方法によってセンターハブは噛み合わせなければならないです。
よく大き目のハブ穴の社外ホイールをハブリング付けずに装着している車両ありますが、それはハブボルトの安全マージンに救われているだけです。
社外ホイールのテーパーナットは絞めこんでいくとハブリングなしでもホイールセンターが出るためそのまま走れてしまいますがそれは危険な状態です。
つまり、センターハブはホイールセンターを出すこと以上に、安全面で重要な役割を果たしているということです。
■ ツラ出しとハミ出し ワイドトレッドスペーサー(ワイトレ)を装着するとなると、最低でも15mmの厚みのものになります。
10mmのものも出ていますが強度上危険があるほか、今回のケースでは物理的に不可能なので15mm以上のワイトレとなります。
15mmツラが出てもフェンダーからハミ出すことはないでしょうか? ワイトレの問題点は3つあって、ひとつは柔らかいアルミ合金製の台座からハブボルトを生やすのでどうしても剛性が弱くなることです(どんな高級車でもハブは鋼鉄製です)。
これがゆえ、公道での使用はできないことになっています。
次に、事実上、ホイールのインセットを大幅に縮小することになり、サスペンションの性能も剛性が落ちることです。
この点、知らずに使用している方がほとんどです。
3つ目は皆さんご存知のホイールのボルト逃げがないと装着てきない点です。
ハブボルトの長さは25~27mmあります。
■ 装着方法 <●ホイール加工> トヨタ側のホイールのセンターボア(ハブ穴内径)は54.1mmになっていますが、これをホイール加工業者に出して内径56.1mmに切削拡大します。
これはわりと一般的な方法で「センターボア加工」「センターハブ 加工」等で検索すると業者さん沢山出てきます。
また、先述したナット座が適合しない場合は、併せて一般的なテーパーナット仕様に加工してもらうこともできます。
<●ワイドトレッドスペーサー特注> 質問者様の求めているようなワイトレは市販されていません。
なので、業者特注で製作します。
先ほど、15mm以上でないと物理的に難しい旨お伝えしましたが、それはセンターハブの高さが10数ミリあるためです。
以下のような設定で発注します。
・車両側ハブ穴内径 56.1mm ・ホイール側ハブ径 54.0mm ・ワイトレ固定用ナット → 車両側ハブボルトに合わせる ・ホイール固定用ボルト M12×P1.5 「ワイドトレッドスペーサー 製作」などで検索かけると沢山業者さんでてきます。
ハブボルトの長さが25mmある場合は、15mmのワイトレなら、ボルト逃げの深さは10mm以上必要になります。
また、ワイトレの問題点については既述していますが、公道使用はできませんのでその点ご留意ください。
<●ハブインロー加工> 15mmのワイトレでは車輪がハミ出す場合、より薄い挟み込みスペーサーを利用します。
概ね10~11mmの挟み込みスペーサーを利用して、外径54mmのセンターハブを延長加工します。
センターハブ中心の穴の中に延長するセンターハブをねじ込む処理をします。
車体側のセンターハブの56.0mm部分の約10~11mmをスペーサーで飲み込んで、その先に外径54.0mmのセンターハブを増設します。
ハブボルトの長さが足りなくなるので、10mmだけ長さを延長したハブボルトに打ち替えます。
この方法を採用している例は非常に少ないです。
なお、ロングボルトは同じ太さで同じ材質のものを延長しますから、非常に剛性が低下します。
10mm延長が限界と考えてください。
・外径54mmのセンターハブを増設 ・ハブボルト10mm長いものに打ち替える。
概ね上記のような方法になります。
ご不明な点などございましたら、遠慮なく追加でご質問ください。