MAZDAのRX-7が通り過ぎる瞬間に奏でる「プシューっ」というブローオフの音。ターボ車であれば当たり前のチューニングと知られるブローオフの効果は?何のためにつけるのか?
ブローオフの音好き😏#RX7 #FD3S #MAZDA
— 気になる車・バイク動画❄️ (@gooauto) 2019年3月28日
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フルカスタムとフルチューニンングされたMAZDAのRX-7。
真っ赤なFD3Sは、見ているだけでも美しくかっこいい。
そのFDが隣を通り抜ける瞬間に「プシューッ」と響かせたブローオフバルブから解放された空気の音が、超いい感じ。
その一部始終がカッコよすぎて、話題に。
そもそもこの「プシューッ」という音の正体と効果はどんな所にあるのだろうか?
チューニングパーツとしては、ブローオフバルブで、数万円で購入ができ、
パーツ次第で「プシューッ」の音色が違う。
このパーツはターボ車にしかつけることができない。
それは、ブローオフバルブの役割がターボで加給された圧縮空気を解放するための装置。
ターボ車の加給圧が許容範囲を越えた時に解放する事でターボチャージャーに対するバックタービンの圧力を逃すことができ、破損リスクが少なくなる。
この解放する空気の音が「プシューッ」という解放音に繋がる。
これは、アクセルをオフにした際に起きる現象。
ターボ車にブローオフバルブがないと、
アクセルを抜いた時(スロットルが閉じた状況)に、加給させるための空気が逆流し、ターボチャージャーの回転速度が低下。
そうすると加給圧も低下してしまう。
アクセルを抜くたびに加給できないとなるとパフォーマンス的にはターボの意味がない
ちなみに、80年代、90年代に流行したブローオフバルブ。
最近、スポーツカーの中で効かなくなったサウンですが、
理由は、簡単で、今では車検に通らないパーツとなったからです。
なぜ車検に通らないかというと、ブローオフバルブから排出される空気には、エンジンの燃焼室から漏れる排ガスを含み、
その空気を外部に放出するため、
道路運送車両法 第41条12項にある「ばい煙、悪臭のあるガス、有毒なガス等の発散防止装置」に抵触してしまうためです。