# レースの特徴:
2024年6月16日にフランスのサルト・サーキットで行われたWEC世界耐久選手権第4戦『第92回ル・マン24時間レース』は、62台の車と、かつてF1に参戦していた18人を含む、驚異的な118人のドライバーが参加しました。この有名なレースの最高峰クラスであるハイパーカーで競い合いました。
# スタートからゴールまでのレース展開:
レースは6月15日のフランス時間16時にスタートしました。レース開始から6時間が経過した時点では、2度の強い雨にも見舞われ、戦略判断が分かれる中、AFコルセの83号車フェラーリ499Pがトップに立ち、夜の時間帯を迎えました。その後、6時間半を経過したところでセーフティカーが導入され、レースが大きく動きました。日没を迎えて夜間走行に入り、加えて雨が降り始めたことで、1時間以上にわたるセーフティカーランが続き、各車間のタイムマージンはなくなりました。レースが再開されると、ドライバーたちは難コンディションの中で持てるスキルの全てを尽くしてのバトルを繰り広げ、2台のGR010 HYBRIDはトップ争いに加わりました。
# レーサー毎のレース展開:
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のGR010 HYBRID 7号車はクラス最後尾から追い上げ、最後まで首位を争い2位表彰台を獲得しました。8号車は5位フィニッシュを果たしました。小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス、ニック・デ・フリースのGR010 HYBRID 7号車は勝利を目指し最後まで果敢に戦いましたが、惜しくも勝利には手が届きませんでした。クラス最後尾となる23番手スタートから見事な追い上げを見せ、24時間、311周の死闘の末に、僅か14.221秒差の2位フィニッシュとなりました。セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮のGR010 HYBRID 8号車はレースの大半をリードしましたが、残り2時間というところで他車との接触によるスピンを喫し、勝利のチャンスを逃すこととなりました。
# レース結果(順位|選手名|メーカー)を全て:
1位|アントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン|フェラーリAFコルセの50号車フェラーリ499P
2位|小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス、ニック・デ・フリース|TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッド
3位|未公開|フェラーリAFコルセの51号車フェラーリ499P
5位|セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮|TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッド
2024-06-18 08:22:20