勝田貴元選手が3位 WRC 2023 ラリー・フィンランド ハイライト動画

今回は、2023年7月にエストニアで開催されたWRC世界ラリー選手権第8戦「ラリー・エストニア」のTOYOTA GAZOO Racingの勝田貴元選手のレース内容と結果についてお伝えします。

ラリー・エストニアは、高速でジャンプが多いグラベル（未舗装路）のステージが特徴のラリーです。勝田選手は、今季3度目のワークス出場となるこのラリーに、コ・ドライバーのアーロン・ジョンストンと共にGR YARIS Rally1 HYBRIDで挑みました。勝田選手は、「高速ステージは大好きです」と前日コメントしていましたが、果たしてその実力を発揮することができたのでしょうか。

競技初日の木曜日は、シェイクダウンとSS1（スペシャルステージ1）のみが行われました。シェイクダウンでは、勝田選手は5番手のタイムを記録しました。SS1では、勝田選手は6番手につけましたが、ペナルティを受けてしまい、総合9番手に後退しました。この日は、母国凱旋のオット・タナク（ヒョンデ）が最速タイムを出しましたが、ペナルティで後方に落ちました。首位に立ったのは、トヨタのエルフィン・エバンスでした。

競技2日目の金曜日は、本格的なハイスピード・グラベル・ラリーがスタートしました。この日は、トヨタのカッレ・ロバンペラが総合首位を奪いました。ロバンペラは、エストニアで2連覇中でしたが¹、今回も圧倒的な速さを見せつけました。勝田選手は、路面に苦戦しながらも、総合7番手に浮上しました。勝田選手は、「必要以上に躊躇してしまいました」とコメントしましたが、「明日も頑張ります」と意気込みを見せました。

競技3日目の土曜日は、今大会最長の一日となりました。この日もロバンペラが首位をキープしました。ロバンペラは、ヒョンデのティエリー・ヌービルと僅差で争いましたが、最終的にわずか0.5秒差でリードしました。勝田選手は、総合6番手に順位を上げました。勝田選手は、「今日も難しい一日でしたが²、できる限りプッシュしました」とコメントしました。

競技最終日の日曜日は、残り4つのSSを残すだけとなりました。この日もロバンペラとヌービルの激戦が続きましたが、ロバンペラが逃げ切って優勝しました。ロバンペラは、エストニアで3連覇を達成するとともに³、WRC史上最年少優勝記録を更新しました。勝田選手は、総合6位でフィニッシュしました。勝田選手は、「最後まで集中して走りました」とコメントしました。

以上が、ラリー・エストニアの勝田貴元選手のレース内容と結果のまとめです。勝田選手は、高速ステージに挑戦し、過去最高の戦いを見せてくれました。次回のWRC第9戦「ラリー・フィンランド」では、勝田選手の活躍に期待しましょう。

2023-08-07 06:06:11