結論から申し上げると、純正と同じ空気圧(F260kPa/R230kPa)か、少し高めでよいと思います。
わたしの推奨は以下の通りです。
前輪:260~270kPa 後輪:230~240kPa 従って270kPaというショップの選択もいい線ついていると思います。
その根拠を以下に記載いたします。
まず、ブリヂストンのサイトでの情報は、基本的に耐荷重性能(ロードインデックス)によるものですので、そこからご説明します。
■ ロードインデックス 車両重量1,130kgということは、車両総重量は概ね1,400kg前後になると思います。
タイヤの荷重負荷の算出は、この車両総重量の値を利用します。
車両重量=1,130kg(前760kg:後370kg) 荷重配分=前67:後33 → 概算を出すため上記を車両総重量に当てはめます。
車両総重量=約1.400kg(前938kg:後462kg) 1輪当たり前輪荷重=約469kg 前輪1輪当たり概ね469kg程度の静止荷重です。
実際にはブレーキング等の負荷もあるため10%程度ゆとりを見て515kg程度の負荷能力があれば安心です。
次に、純正と交換後のタイヤで515kgの負荷能力のある空気圧をロードインデックス表から見てみます。
前輪は以下の★マーク以上の空気圧(240kPa)が必要ということです。
<JATMA LI86> 220kPa 480kg 230kPa 495kg←純正指定後 240kPa 515kg★ 250kPa 530kg 260kPa 530kg←純正指定前 515kg以上の耐荷重性能ということは、240kPa以上の空気圧が必要ということがわかります。
JATMAの185/60R16で耐荷重性能が保証される空気圧は250kPaまでなので、260kPa以上入れても負荷能力は530kgのままですが、最低限必要な負荷能力(240kPa/515kg)よりも少し高めの空気圧が指定されていることがわかります。
これは燃費性能向上のために高めの設定になっているのだと思います。
この純正指定空気圧というのは、自動車メーカーとタイヤメーカーがテストを繰り返して、運動性能、乗り心地、燃費性能、摩耗性能などをバランスさせて定めたものです。
なので、タイヤ銘柄が変わったり、サイズが変わると指定空気圧も変わるのですが、メーカーにはその治験がないのでユーザー自身が決めていきます。
質問者様の交換されたタイヤ205/50R17のロードインデックスは「89」になります。
上記の「純正指定後」「純正指定前」の耐荷重能力を、JATMA 89に当てはめると以下AとBになります。
だからといって、前210kPa/後190kPaに設定するのは適切な空気圧ではありません。
LI89になり、タイヤの耐荷重能力にゆとりができただけで、実際には純正指定空気圧程度は保たないと、燃費やドライバリティが低下するからです。
<JATMA LI89> 180kPa 490kg 190kPa 505kg→A 200kPa 520kg★ 210kPa 535kg→B 220kPa 550kg 230kPa 565kg 240kPa 580kg 250kPa 580kg 260kPa 580kg 270kPa 580kg ■ 適正空気圧 ということで、ロードインデックスは最低限充たすべき負荷能力に過ぎないということです。
よくロードインデックスのみに固執した説明をされる方がいるのですが、実際には運動性能や燃費性能等に重きをおいたセッティングから、空気圧が決められます。
インチアップをするとタイヤの前後方向の接地面積が減ります。
その分、タイヤ幅を広げて接地面積を増やすのですが、185/60R16→ 205/50R17ですと、接地面積がやや多めになりますので、少し空気圧を高めにするとよいのではないかと思います。
なので、純正260kPa → 270kPaというのは悪くない選択だと思います。
勿論、もう少し高くても低くてもいいのですが、高すぎるとタイヤの中心付近が偏摩耗しますので、前輪250~270kPa程度が適度と思います。
従って、前約270kPa / 後約240kPaがあたりをお勧めいたします。